他の男に犯されながら夫への愛を貫けるか

こんにちは。Victoriaです。

さて、
まずはこの本をご紹介。

夫婦交換 ――背徳は蜜の味―― (リアルドリーム文庫20)

夫婦交換 ――背徳は蜜の味―― (リアルドリーム文庫20)

「夫婦交換 背徳は蜜の味」







このタイトルと、
この表紙があれば、
もう、あらすじなんていらないよね?って感じ。






勃たなくなった夫が、
唯一元気になるのが、
目の前で妻が他の男に犯されているところを見ることで、










スワッピングにのめりこんでいくというお話。










てゆーか、
あらすじなんて実はどーでもよく、
妻が陵辱されていくシーンがこれでもか、って感じで書かれていて、










ヌクための小説です。









それで、
夫の目の前で次々犯されていく妻なんだけど、










心の中では夫への愛がますます募っていくって設定で、









なぜなら、
好きでもなんでもない男たちに辱めを受けさせられた先には、
女として、妻としての充実した毎日が待っているから。










う〜ん、
夫とのセックスのために、
ここまでやらなあかんという時点で、
終わってる気が・・・











・・・



それで、
驚くことに、
これと同じような話が、
「今昔物語」にあって、










あの、
「今昔物語」です。
高校の古典の授業で習うやつね。











今昔物語の成立年代は1106〜1107年とされているから、
源氏物語が書かれてから約100年後なんだけれども、








タイトルは、









大江山で妻を寝取られた男」。








瀬戸内寂聴さまが、
現代語訳をお出しになってます。

寂聴 今昔物語

寂聴 今昔物語










あらすじは、








>>京に住む男が、妻をつれて大江山の近くを歩いていたところ、屈強な男にだまされ、山奥で妻を犯されてしまった。妻は恐怖で声も出なかったが、しばられて手も足も出ない状態で惚けた顔で二人のセックスを見ている夫の目の前で何度も何度もイカされ、ついには叫び声をこらえることさえできなくなり、終わった時には思わず男の背中に腕を伸ばしていた。男は犯すだけ犯すと、夫の命を助けてやり、とっとと逃げていく。妻は夫の縄をといてやりながら「なんて甲斐性なしなんだろう。これからも、こんな性根ではロクなことはない」とののしったけど、仕方がないので、そのまま二人で旅を続けた。<<









物語は、









>>女を犯した男はたいしたものだ、女の着物を奪いもせず、夫を殺すこともなかった。それにひきかえ、この夫はなんという馬鹿者だ。<<









という言葉でしめくくられている。











いやもう、
これ読んだ時には、
眼からウロコっていうか、
古典って源氏物語もそうだけど、
思いっきりエロい話が多いから、








こういうのを教科書にのせれば、
古典の時間は全員睡眠〜♪なんてこと、
絶対なくなるのにね・・・









・・・ということで、本日の結論 :










妻が寝取られたら、
それはみすみす寝取られてしまった夫が悪い。 (by今昔物語)



















Victoriaでした。