永遠の愛を求めて (3) 童貞の終わり

こんにちは。Victoriaです。

さて、
前回、
「仔犬系男子は、永遠の愛を知っている」という話をしたんだけれども→永遠の愛を求めて (2) 仔犬系男子 - Victoriaの日記









「夫は犬だと思えばいい。」という、
大変、挑発的な本を発見。

夫は犬だと思えばいい。

夫は犬だと思えばいい。











著者の高濱正伸さんは、
「夫は犬だと思えばいい」というセリフを、
さも、大発見であるかのようにおっしゃってますが、











女にとって、
そんなの周知の事実♪










夫婦間できくしゃくするのは、
男女間の違いを無視して、
相手に多くを求めすぎることが原因なのだから、
相手のことを犬だと思って、
ムダに腹をたてるのをやめなさい、と、
そういう意味でおっしゃっているんだけれども、










んなこと男の人に言われなくても、










ぬれた瞳で、
クウ〜ン、クウ〜ン❤としっぽをふって寄ってくるところを見れば、
女なら誰だって、











ンもう、
やめてちょーだい、
そういう仔犬みたいな顔されると、
なんでも許しちゃうじゃない・・・❤・・・イヤン・・・










・・・



気分変えて、
本日、二冊目の読書はこちら。

行動学入門 (文春文庫)

行動学入門 (文春文庫)

ちょっと、
最近、
古い本を立て続けに読んでいるんだけど、










昔の文庫本って、
ホント、
活字がちっちゃいよね・・・











読みにくくて、
途中で挫折しそうになった・・・










それで、
なぜわざわざこんな古い本を買ったかというと、









本書は、

  1. 行動学入門
  2. おわりの美学


という2章があって、
「2 おわりの美学」の中に、
「童貞のおわり」という節があるから。












三島由紀夫が語る「童貞のおわり」とは、
いかなるものか?










それを読むためだけに、
476円+税を投資した結果、
わかったこと。










三島由紀夫に学ぶ、童貞のおわり>










三島由紀夫いわく、
男にとっては、「童貞のおわり」というものに、
何の感傷もないのが普通で、
なぜなら、
男の世界では、
童貞は恥ずべきこととされていて、
事実、
童貞の男の考え方には禁欲からくるマイナスがあり、
男性独特の冷静沈着、客観的な判断力というのは、
童貞を失うことによって得られるものである、
なので、
男の童貞のおわりは、
単に人生に参加することを意味するのみならず、
人生を認識するために必要である。











それで、
ここからが三島由紀夫節全開なんだけれども、









童貞のおわりは、
長いあいだの性的知識欲(セックスってどんな感じ?みたいな)の満足を意味するわけだけど、
童貞喪失のその一回で100%満足されればそれでおわりということではなく、
性的知識欲というのは、
次々とわいてくるものだ(ちがうヴァギナで試したらどうなんだろう・・・???とか)。












結局、
第2回、第3回、第4回・・・と回数を重ねていったとしても、
それぞれの満足度は、
結局、童貞喪失時と何らかわることはなく、












つまり、
男にとってのセックスは、
永久に「童貞のおわり」の繰り返しであって、
性的技巧の上達など、
枝葉末節にすぎない。









よく舞台俳優が、
「毎日の舞台を初日のつもりでおつとめしております」
というが、
まさに、あれで、









だいたい、
カマキリの雄なんて、
性交を終わるとメスに食われちゃうんだぜ、
つまり、
精子を放出した時点で、
オスっていうのは、
生物的役割を果たし、
いつ死んでもいい状態になってるってことなんだ、












男はつらいぜ・・・












・・・ということで、本日の結論 :












女が男の永遠の愛を手に入れたいと心底思うのであれば、
男がセックスのたびに繰り返している「疑似 童貞のおわり」を、
真の「童貞のおわり」にしてあげればいいということで、









つまり、
終わった後、
何の思い残すこともなく、
死へぶつかっていく男を見届ければいいと、
そういうわけね・・・










ということは、
男を腹上死させるというのは、
この世でもっとも尊い行為であると結論づけていいわけだ・・・









愛って残酷・・・









Victoriaでした。



・・・

永遠の愛を求めて バックナンバーはこちら。
永遠の愛を求めて (1) 永遠の愛って何? - Victoriaの日記
永遠の愛を求めて (2) 仔犬系男子 - Victoriaの日記