永遠の愛を求めて (3) 童貞の終わり
こんにちは。Victoriaです。
さて、
前回、
「仔犬系男子は、永遠の愛を知っている」という話をしたんだけれども→永遠の愛を求めて (2) 仔犬系男子 - Victoriaの日記
「夫は犬だと思えばいい。」という、
大変、挑発的な本を発見。
- 作者: 高濱正伸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の高濱正伸さんは、
「夫は犬だと思えばいい」というセリフを、
さも、大発見であるかのようにおっしゃってますが、
女にとって、
そんなの周知の事実♪
夫婦間できくしゃくするのは、
男女間の違いを無視して、
相手に多くを求めすぎることが原因なのだから、
相手のことを犬だと思って、
ムダに腹をたてるのをやめなさい、と、
そういう意味でおっしゃっているんだけれども、
んなこと男の人に言われなくても、
ぬれた瞳で、
クウ〜ン、クウ〜ン❤としっぽをふって寄ってくるところを見れば、
女なら誰だって、
ンもう、
やめてちょーだい、
そういう仔犬みたいな顔されると、
なんでも許しちゃうじゃない・・・❤・・・イヤン・・・
・・・
気分変えて、
本日、二冊目の読書はこちら。
- 作者: 三島由紀夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1974/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 33回
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最近、
古い本を立て続けに読んでいるんだけど、
昔の文庫本って、
ホント、
活字がちっちゃいよね・・・
読みにくくて、
途中で挫折しそうになった・・・
それで、
なぜわざわざこんな古い本を買ったかというと、
本書は、
- 行動学入門
- おわりの美学
という2章があって、
「2 おわりの美学」の中に、
「童貞のおわり」という節があるから。
三島由紀夫が語る「童貞のおわり」とは、
いかなるものか?
それを読むためだけに、
476円+税を投資した結果、
わかったこと。
<三島由紀夫に学ぶ、童貞のおわり>
三島由紀夫いわく、
男にとっては、「童貞のおわり」というものに、
何の感傷もないのが普通で、
なぜなら、
男の世界では、
童貞は恥ずべきこととされていて、
事実、
童貞の男の考え方には禁欲からくるマイナスがあり、
男性独特の冷静沈着、客観的な判断力というのは、
童貞を失うことによって得られるものである、
なので、
男の童貞のおわりは、
単に人生に参加することを意味するのみならず、
人生を認識するために必要である。
それで、
ここからが三島由紀夫節全開なんだけれども、
童貞のおわりは、
長いあいだの性的知識欲(セックスってどんな感じ?みたいな)の満足を意味するわけだけど、
童貞喪失のその一回で100%満足されればそれでおわりということではなく、
性的知識欲というのは、
次々とわいてくるものだ(ちがうヴァギナで試したらどうなんだろう・・・???とか)。
結局、
第2回、第3回、第4回・・・と回数を重ねていったとしても、
それぞれの満足度は、
結局、童貞喪失時と何らかわることはなく、
つまり、
男にとってのセックスは、
永久に「童貞のおわり」の繰り返しであって、
性的技巧の上達など、
枝葉末節にすぎない。
よく舞台俳優が、
「毎日の舞台を初日のつもりでおつとめしております」
というが、
まさに、あれで、
だいたい、
カマキリの雄なんて、
性交を終わるとメスに食われちゃうんだぜ、
つまり、
精子を放出した時点で、
オスっていうのは、
生物的役割を果たし、
いつ死んでもいい状態になってるってことなんだ、
男はつらいぜ・・・
・・・ということで、本日の結論 :
女が男の永遠の愛を手に入れたいと心底思うのであれば、
男がセックスのたびに繰り返している「疑似 童貞のおわり」を、
真の「童貞のおわり」にしてあげればいいということで、
つまり、
終わった後、
何の思い残すこともなく、
死へぶつかっていく男を見届ければいいと、
そういうわけね・・・
ということは、
男を腹上死させるというのは、
この世でもっとも尊い行為であると結論づけていいわけだ・・・
愛って残酷・・・
Victoriaでした。
・・・
永遠の愛を求めて バックナンバーはこちら。
永遠の愛を求めて (1) 永遠の愛って何? - Victoriaの日記
永遠の愛を求めて (2) 仔犬系男子 - Victoriaの日記