香港旅行　（９）　ヴィクトリア・ピーク

こんにちは。Victoriaです。

さて、
今回の香港旅行のために買ったガイドブック、

ことりっぷ海外版香港 (旅行ガイド)

作者: 昭文社旅行ガイドブック編集部
出版社/メーカー: 昭文社
発売日: 2011/06/24
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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「ことりっぷ　香港」によれば、

＜香港5大観光スポット＞

ヴィクトリア･ピーク
ネイザン･ロード
スターフェリー
ミッドレベル･エスカレーター
夜景

なので、
香港二日目の朝は、まず、
一番目の「ヴィクトリア・ピーク」へ行こうとしているところ。

＜Victoriaの旅行のモットー＞

Victoriaという地名のところへはとりあえず行って記念写真撮ってこようぜ！

・・・

地図で見ると、
ケーブルカーの駅である「ピーク・トラム山麓駅」へは、
フェリー乗り場から歩いて行けそうな距離だったんで、
最初は、
なんとか歩いて行こうとしたんだけど、

たぶん、
香港の人たちって、
誰もそこまで歩いて行かないんじゃないか、

だって、
道標がついてるわけじゃないし、
それに、
駅員さんをかたっぱしからつかまえて、
道順聞いたけど、

「バスが出てるよ」
「タクシー乗り場はあっちね」

みたいな返事しかなく、

そうこうするうちに、
駅の中で方向感覚を失いそうになってしまって、

なんといっても、
いまだに、
新宿駅や東京駅でへーきで道に迷うVictoria・・・
このままだと、
貴重な時間を駅の構内ぐるぐるしてるだけでどんどん失っていく気がしたので、

さっさと外へ出て、
客待ちしてたタクシーに飛び乗ることに。

ホント、
香港って、
やたら高層ビルが建ってるから、
すごく近い距離でも、
道がどうつながってるか全然見えなくて、
歩くにはふさわしくない街だって思ったわ・・・

さて、
タクシーに乗ったら、
もちろん、
行き先を言うわけですが、

運転手のおじさんが、
すごく素朴な感じのおじさんで、

早い話が、
「Victoria　Peak」という超有名（なはずの）地名ですら、
英語が通じない。

しょうがないので、
「地球の歩き方」の地図を見せたら、
（ことりっぷは地図が不親切なので、結局、地球の歩き方も買った）

D09 地球の歩き方香港 2012~2013

作者: 地球の歩き方編集室編,地球の歩き方編集室
出版社/メーカー: ダイヤモンド社
発売日: 2012/06/30
メディア: 単行本（ソフトカバー）
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「ああ、山頂ね、オッケー、オッケー！」

て、
すごく嬉しそうにうなずいちゃって、

うん？
今、この運転手さん、
「山頂」って言ったよね？
やっべー！
このままだったら、
山頂までタクシーで連れて行かれて、
ぼったくられるぞ・・・

そこで、
あわてて、
もてる限りの中国語の知識を駆使して、

「山頂じゃなくて、山麓の駅！」

というのを、
しつこくしつこく繰り返したところ、

通じたようで、

残念そうに、
すぐ目と鼻の先の山麓駅で降ろしてくれて、
一安心。

海外でタクシー乗る時は、
ホント、
気をつかっちゃう・・・

トラムはこれ。

ケーブルカーで山登りするっていうから、
てっきり、
スイスのアルプス鉄道みたいなのを想像してたんだけど、

すんごい狭苦しいビルとビルとの間を、
ぬうように上がっていくケーブルカーで、
まさに、
人ン家の軒先を走って行くというのが正しい。

壁ぎりぎりのところを、

こんな工事中のところもへー気ですすんで行くけど、
何か、
物、落ちてきたり、しないんでしょーか・・・？？？

トラムの中はこんな感じ。

お客さんもまあまあの数で、
席にもゆとりがあったんだけど、

これ、
まだ朝の8時台だったからこうなんだけど、
こんなちっちゃなトラムが往復してるだけなんで、
実はものすごく混み合うということに、
後から下りてきて気がついた。

朝一で行っといて、
大正解。

山頂へは、
あっという間（７分）で着いて、

駅は、
駅ビルになってて、
ここで朝ご飯をと思ったんだけど、
早すぎて、
まだ、どこも閉まってる。

あ〜あ、
朝ご飯抜きかよ・・・

しょうがないので、
絶景スポットとやらで、
香港の街を見下ろしてやろうでないの・・・

山頂は雲の中。

霧が濃すぎて、
何も見えません・・・

展望台も、
これじゃあ・・・

いやもう、
参った、参ったって感じ・・・

朝だけもやがかかってるのかと思って、
その後も、
街に下りてから、
折りにふれてヴィクトリア・ピークの方を見ていたんだけど、

結構な頻度で、
雲がかかっていたところを見ると、

絶景ポイントとかいいながら、
ヴィクトリア・ピークから何も見えないことは、
多いんじゃないでしょうか・・・？？？

展望台には狛犬さん？がいて、
中国の味をかもしだしています。

こんなあずま屋とか、

ようわからんが、
こんな犬のトイレが道ばたに・・・

そんなに犬の人口密度が、
高いのだろうか・・・？？？

こんな山の上で・・・？？？

という疑問は、
すぐに解けた。

山頂は、
観光スポットである前に、
別荘地っていうか、
高級住宅地になってて、

門番とか、
庭師がわらわらいる、
お金持ちの家がずらーっと、

ハイキングコースと間違って、
高級住宅地への道に迷い込み、
ムダに朝の散歩をするVictoria・・・

そうこうするうちに、
霧も晴れてきて、

展望台のところに戻ったら、
こんなお犬さまが・・・

食用犬らしいけど、
こんな愛らしいお犬さまを、
食うのか・・・？？？

遠足の子ども達。

やっと開いてたカフェで、
朝飯を注文。

このカプチーノ、
量が多すぎる上、
一体どんだけ砂糖ぶっこんだんだよ？っていう、
殺人的な甘さで、

一口以上、
飲めなかった・・・

やっぱ、
山頂の観光地メニューってのは、
一筋縄じゃいかないね・・・

ということで、
まだ、レストラン街はシャッター閉まったまんまの早朝に、
すたこらさっさと下山するVictoria・・・

途中には、
ちゃんと駅があった。

運転してたのは女の子で、
車掌さんかな？の男の子と、
ずーっとしゃべってたんだけど、

キャッキャッ笑ってて、

絶対、
仕事の会話じゃないし・・・

ということで、
ヴィクトリア・ピークは、
とても微妙な感じで終わりました。

高い山に登り慣れてない人にとっては、
標高５００メートルでも「おおっ！」なのかもしれないけど、

はっきりいって、
たいしたもんではないです。

夜景を見るために、
展望台に上る人もいっぱいいるらしいけど、

絶対、
Victoria湾沿いの遊歩道から見た方が、
キレイだと思う・・・

・・・ということで、

香港滞在時間がたーっぷりある人は、
たまには山に登るのもいいけど、
そうじゃない人は、
昇ってもあんまりたいした施設があるわけじゃないし、
眺めも悪いし（霧が濃いから）、
半日つぶれてしまうので、
わざわざ昇ることはない・・・かもしれません・・・

・・・

後から気づいたが、
フェリーの埠頭から、
ピーク・トラム駅行きの専用バスが出ていた。

しかも、
すぐ、この後で乗ることになる「バス・ツアー」のチケットには、
トラムの券もついてて、
なんか、
余分なお金使っちゃった気がして、
ちょっともったいなかったです。

香港って、
基本的に、
お買い物に来るところであって、
観光には、
あんまり適してないのかも・・・

Victoriaでした。

・・・