ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (79) トマス・アクィナス「神学大全」

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「トマス・アクィナス 神学大全








1274年、
トマス・アクィナス没。








トマス・アクィナスってどんな人?







山川出版社世界史用語集によると、

世界史B用語集 改訂版

世界史B用語集 改訂版

トマス・アクィナス : 1225頃〜74 イタリアのスコラ学者。アリストテレス哲学をキリスト教思想に調和させ、神学と哲学の結合に努め、スコラ哲学を大成した。

神学大全」 : トマス・アクィナスの主著。スコラ哲学を総合完成したもの。











神学大全とは一体どのような書物なのかと思って、
調べてみたけれど、










う〜ん、
よく、わからない・・・











トマス・アクィナスは、
大変に頭の切れる方で、
議論にめっぽう強く、











もともと貴族のぼっちゃんなので、
育ちのよさがにじみ出ており、
親しみやすい人柄だったとか、
いろいろ書いてあるけど、











キリスト教の世界における彼の位置づけは、











キリスト教の教科書を作った人。









キリスト教世界では、
東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世の異教活動禁止のため(529年)→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 3 (2) 貿易の要所を押さえて最盛期を迎えたササン朝ペルシア - Victoriaの日記
ギリシア哲学が一切、御法度になってしまっていたんだけれども、









度重なる十字軍のおかげで、
期せずして、
イスラム世界からギリシア哲学がキリスト教世界に流入










おかげで、
キリスト教ギリシア哲学のロジックがドッキングし、
最強の教科書ができた、
そういうわけです。











歴史って、
いろんなことが重なって、
予期せぬ方向に流れていくものなのよね・・・










それで、
肝心の「神学大全」ですが、
目次は以下の通りです。


第一部 神と神学(聖なる教え)について


聖なる教え、唯一の神、神の本質、神の存在証明、至福直観、三位一体、被造物と創造



第二部 倫理と人間について


人間の性質、人間のはたらき、行為、対神徳と枢要徳、罪と恩恵、修道者と修道生活



第三部 キリストについて


受肉されたみ言葉であるキリスト、キリストの生涯、七つの秘跡、終末と審判








ただ、
トマス・アクィナス自身は、
第三部の「秘跡」執筆中に、








神の圧倒的な直接体験をした









とかで、
以後、
一切、著述をやめてしまったので、








弟子が引き継いだそうで、








一体何があったんだろう・・・???








Victoriaでした。



・・・


ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ バックナンバーはこちら。
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記




ライフネット生命保険
生命保険