ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (11) 1315年頃、地球の寒冷化始まる

こんにちは。Victoriaです。

2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「1315年頃 地球の寒冷化始まる」。



さて、
グローバリゼーションの波に乗り、
世界制覇目前かと思われたモンゴルの勢いをそぐ一大事が、
1315年頃勃発、



地球が寒冷化。




出口社長いわく、




「母なる大地」「母なる地球」
なんて言葉があるけれども、



地球なんて、
全然やさしくない。



宇宙の中の、
ひとつのちっぽけな惑星という観点から見れば、
ただの鉄の塊に過ぎず、
勝手に暑くなったり寒くなったりして、
生物を殺してきたのだから、



ということで、



地球が寒冷化したのは、
何もこの時が初めてではないんだけれども、



人間が必要とするカロリーのほとんどを、
農業・牧畜に頼っていたわけだから、
その両方が壊滅的被害を受け、

作物ができない

貧しくなる

体重が減り始める

免疫力も落ちて、
ちょっとした病気で人が死ぬ

そこにペスト大流行

人口が大幅減


ということで、
ユーラシア大陸の人口の、
三分の一〜三分の二が死んだといわれる。




原因はよくわからないけれども、
太陽の黒点の活動も関係あるといわれていて、



物理的な世界は、
アットランダムで揺らいでおり、
ちょっとした変化で、
暖かくなったり、
寒くなったりすることは、
よくあること、



そこに、
ペスト菌が出現するという不幸が重なり、
人類は大打撃を受けた。



ただ、
モンゴルがここまでグローバリゼーションを進めていなければ、
中国の雲南地方の風土病が、
ヨーロッパまで伝播することもなかったわけで、



グローバリゼーションの洗礼を受けたのだとも言えます。




この寒冷化は、
20〜30年続き、
ペストが終わったころには回復、
おかげで、
人類滅亡とまではならなかったわけだけど、



この時代、
保存食がなかったから、
寒い夏が一回あっただけで、
大変なことになったんだと思う、




モンゴル民族は、
馬や羊を連れて、
牧草求めてユーラシアをうろうろしていたわけだけど、




一面、
枯れ草しかないっていう状況を想像すると、
とっても悲惨・・・





Victoriaでした。


ライフネット生命