ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (16) 倭寇出現の真実
こんにちは。Victoriaです。
2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
「ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「倭寇出現の真実」。
山川出版社世界史用語集によると、
- 作者: 全国歴史教育研究協議会
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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倭寇 : 13〜16世紀、朝鮮・中国沿岸で活動した海賊・商人集団。「倭」とは日本人を指す。14世紀中心の前期倭寇と、16世紀中心の後期倭寇にわけられる。前期は、おもに日本人集団が朝鮮沿岸から中国沿岸にかけて活動したものであったが、後期は、おもに倭寇を名乗った中国人集団が中国沿岸を中心に活動したものであった。
今回は、
「前期倭寇」のお話です。
さて、
ユーラシア全体が寒くなって、
ペストが発生、
人口は減るわ、
食べ物は減るわで、
起こったのが、
農民反乱。
中国の治安は、
目に見えて悪化、
というのは、
モンゴルが、
陸・海を統制していた頃は、
山賊・海賊が出にくく、
商人も安心して貿易できたんだけど、
モンゴルが弱体化して、
山賊・海賊がうじゃうじゃと出てきた。
物資を運ぶ途中で、
山賊・海賊に会うようだったら、
こわくて誰も貿易しないわけだけど、
警察隊の役目を果たしていたモンゴルがいなくなって、
今まで、
中国の大きな船が、
いっぱい物資を積んで通るのを指をくわえてみていた悪党どもが、
ちょっとくらい襲っても捕まらないぞ!へへへ・・・
とばかりに、
船を襲い始める。
倭寇出現。
(ウィキペディア・コモンズより引用)
警察が強いとなりを潜めている悪党が、
取り締まりがゆるくなったと見るや、
一斉にわらわらと出てくるあたり、
日本人も結構、ワルだったんだなあ・・・と感無量。
Victoriaでした。