ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (17) 1350年 タイにアユタヤ朝成立

こんにちは。Victoriaです。

2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「1350年 タイにアユタヤ朝成立」。




まず、
こちらの地図をご覧下さい。

山川出版社「世界史総合図録」p20より引用。

山川世界史総合図録

山川世界史総合図録

14世紀の東南アジアなんですが、
タイにアユタヤ朝が成立しています。







タイには、
スコータイ朝がすでにあったんだけど、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (28) スコータイ朝 - Victoriaの日記
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (64) タイ史上最高の王 ラーマカムヘン大王 - Victoriaの日記






もともとタイ人というのは、
モンゴルが雲南に侵入してきたので、
いわば押し出されるかたちで、
南下して来た人たちで、







先にできていたスコータイ朝を併合したのが、
アユタヤ朝







山川出版社世界史用語集によると、





アユタヤ朝 : 1351〜1767。 アンコール朝を破り、スコータイ朝を併合して成立したタイ人の王朝。都はアユタヤ。南シナ海からインド洋にかけての海洋交易や、後背地で産出される米や木材の輸出を独占的に管理する典型的な港市国家となり、17世紀にはタイ国史上最大の領土を支配した。周辺諸国のみならず、西欧諸国とも活発な外交・通商関係を結んだことでも知られる。トゥングー朝の侵入で衰え、コンバウン朝に滅ぼされた。





世界史B用語集 改訂版

世界史B用語集 改訂版






ふむふむ、
なるほど・・・






それで、
出口社長の講義では、
この項はかる〜く触れられただけだったんだけれども、






アユタヤ朝について調べていたら、
こんな興味深い事実が・・・







実は、
14世紀中頃から18世紀まで、
アユタヤには、






アユタヤ日本人町






というのがあって、
諸説あるんだけれども、
最盛期で、
1000人〜8000人くらいの日本人が住んでいたらしい。


ウィキペディア・コモンズより転載)




どういう人たちが、
日本を出てタイまで行ったかということなんだけど、







戦国時代に主君を失った浪人たち。







要するに、
失業してしまった武士が、
新天地を求めて、
はるばるタイまで流れていったというわけで、







受け入れ先のタイにも、
武士に対する需要があって、






ビルマからの軍事的圧力に悩まされていたアユタヤ朝が、
それを阻止するため、
実戦経験豊富な日本人を、
傭兵として雇い入れたんだそうだ。







なるほどね・・・







・・・ということで、本日の結論 :






芸は身を助ける。
手に職つけた人間は逆境に強い。






Victoriaでした。