ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (22)1302年 フィリップ4世 3部会を創設

こんにちは。Victoriaです。

2013/04/14(日)、京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6 14世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「1302年 フィリップ4世 3部会を創設」。





戦争好きなフィリップ4世が、
戦費調達のために教会課税を通告、
それに反発した教皇ボニファティウス8世が、
聖年を宣言、





お互い一歩も引かない、





ボニファティウス8世 VS フィリップ4世の戦いの火ぶたが切って落とされた!!!!!






というところまで、
前回見たんだけれども→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 6 (21) ボニファティウス8世 VS フィリップ4世 - Victoriaの日記







教会から、
たっぷりふんだくってやるぜ!と息巻いていたフィリップ4世、
ボニファティウス8世の反撃を食らって、
激怒、






ケンカの基本に戻って、
体制を立て直す。







ケンカの基本 その1 :
足下を固めろ!








ということで、
招集されたのが、






三部会。






1302年4月10日、
パリのノートルダム大聖堂で、
ボニファティウス8世との紛争に対して、
国内からの支持をとりつける目的で開かれたこの会議には、



  1. 聖職者、
  2. 貴族、
  3. 平民

三身分からの代表が出席、






国王の支持と教皇教書の焼却が承認された。







実は、
フランスの貴族というのは、
王様に頭があがらない仕組みになっていて、






フィリップ4世のお父さんである、
フィリップ3世が、
貴族叙任状というものを発行、






貴族制が樹立したという経緯があるので、






貴族たちが、
王様の言うことを聞かないはずはない。







ということで、
フランス的には、





悪いのは教皇






という結論が出て、
フィリップ4世はますます強気になり、
1303年のアナーニ事件へとつながっていく。





それにしても、
平民まで含めた議会の最初の議題が、
課税に関することだったというのは、
大変、示唆に富む話で、






王様が、
国民に対して、
「税金集めていいでしょうか」とおうかがいをたてる会議が契機となり、
フランスの国益とか、
フランス人意識というのが高まったというのは、
非常に興味深い・・・






・・・ということで、本日の結論 :





ガチのケンカしないと、
権利意識ってのは、
高まらないものなのね・・・





Victoriaでした。