本当に気持ちのいいセックス　パート２　（6）セックスするのに愛はいらないというのは本当か？

こんにちは。Victoriaです。

さて、「本当に気持ちのいいセックス」本日のお題は、

＜セックスするのに愛はいらないというのは本当か？＞

これは、男女の愛に関する永遠のテーマなんじゃないかと思っていて、

おおざっぱに言えば、

女性は、愛のないセックスでは感じないって言うのに対して、

男性は、いったん発情したら愛はどっかいっちゃうんじゃないか・・・

人生ずーっと発情し続けて、
そのおかげで心をうつ音楽をたくさん残したあのクイーンのフレディ・マーキュリーも、
「セックスに愛はいらない」
という主義で、
ぱっと見て気に入った男をかたっぱしからナンパしていたんだけれども、

ただ、エイズになってそういうことができなくなってからは、
愛を求めたのよね・・・
（フレディ・マーキュリーの愛とセックスと音楽についてはこちら。クイーンフレディ・マーキュリーの愛とセックスと音楽総集編 - Victoriaの日記）

私は、愛には二種類あると思う。

一つ目の愛は、永遠の愛。

一生続くっていうほどおおげさなものでなくても、
相手のすべてを受け入れられるっていうか、
相手に自分の人生の中に入ってきてほしいって願うような種類の愛で、
この愛をある程度独占するための制度が、「結婚」。

ちなみに、たいていの女が最終的に求めているのは、これだと思う。

二つ目の愛は、ベッドの上での愛。

服を脱いで、愛撫始めた時に相手にそそがれる愛で、
やさしいタッチで相手の感じるスポットをタッチすることだったり、
ピストンしながらGスポットをさぐりあてることだったり、
オーガズムの後もしっかり抱きしめてくれることだったり・・・

この愛がないと、女は感じないし、
女が感じなければ、たとえ男のほうは射精できたとしても、
セックスの楽しみは半減してしまう。

たぶん、両方の愛があるのが理想で、
それはつまり、心から愛することのできる人と、
毎晩、とろけるようなセックスをするってことなんだけど、

そんなラッキーな女って、いるの・・・？

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「間違いだらけのセックス」で愛染恭子さまはいろいろな至言をお書きになっているんだけれども、
Victoria的に、セックスの本質をこれ以上正確に表現した言葉はないんじゃないかっていうくらいビビッと来た言葉があって、

女は子宮でセックスする

たとえば、「美女と野獣」っていう言葉ね、
すんごい美人が「ええっ？」っていう男とくっつくと言われるんだけど、
あれなんかも、

子宮はイケメンを求めていない

と思えば、完璧に説明がつく。

愛には二つあるっていう話をしたけれど、
たぶん「いい男」にも二つあって、

イケメンであるとか、
お金もうけがうまいとか、
スポーツができるとか、
女性のエスコートがうまいとか、
しゃべりがおもしろいとか、
誠実であるとかいった、
社会生活を営む上での「いい男」が、
服を脱いで裸になったときにも「いい男」であるという相関関係は、
たぶんないっていうのが、結論。

だから、女は若い時に初めてセックスの悦びを教えてくれた男性とは離れがたく、
「なんであんなダメ男と？」
と周囲がみんな止めるような男のところに走ってしまったりするけれど、

子宮が欲しいっていうんだから、どうしようもない・・・

そこらへんの男の見極めができる女は、

結婚して人生を託す男には、永遠の愛を求め、

女としての悦びを感じたい時には、子宮で男を判断するっていう使い分けができるので、

「セックスしてる時に、カレの愛が感じられない」
「カレは私の体目当てなんじゃないか」
「セックスレスなのは、愛されていないからじゃないか」

などと、うじうじ悩むこともない。

セックスは子宮でするものであって、
ハートでするものではないから、
セックスと愛を結びつけて考えても、ムダなのよ・・・たぶん・・・

毎日のように、いろいろな悩み相談室に寄せられる女性の悩みの大半は、
セックスを愛情の表現手段だととらえ、
セックスがないのは愛情がないからだと考えたり、
セックスでイクことができないのは愛情が足りないからだと考えたり、
セックスした後で男性の態度が豹変することにショックを受けたりするから生まれるもので、
その責任の一端は、
「セックスはコミュニケーションである」
っていう教えが、女性誌のセックス特集なんかの常識になってるからじゃないかと思うことがあって、

やっぱりね、
ハートと子宮の考えてることは違うと思うよ・・・

たぶん、永遠の愛っていうのは、セックスを超えたところにあるもので、
それは必ずしもセックスを突き詰めていった先にあるというものでもなく、
セックス抜きでも手に入るもので、
むしろ、友情を突き詰めていった先にあるものなんじゃないかな・・・

ベッドの上のやさしさと、
人間としてのやさしさって、違うのね・・・

だから、人間として豊かな人生を送りたいと思ったら、
あんまりセックスにとらわれないで、
自分のハートの声によく耳をすまして、
誰が本当に自分のことを愛してくれているかをよく考えて、
誰と人生を共にするかを決める必要があって、

逆に、めくるめく一夜を共にした相手を、
子宮がどうしても手放したくないっていうんだったら、
その人を独占するために結婚するっていうのもアリなんだけど、
そのかわり、ハートが満たされなくても、
それはしょうがないってあきらめるしかない・・・

精神と肉体の相克乖離の問題っていうのは、
源氏物語の世界からずっと続く、
女の人生の一大テーマなのよ・・・

Victoriaでした。