女子をこじらせて (2) セックスをこじらせて

こんにちは。Victoriaです。

女子をこじらせて

女子をこじらせて

久保ミツロウ×雨宮まみ対談の中で、
雨宮まみさんが、




こじらせてる状態でセックスすると、
「この人が私を求めてくれた」
「私に欲情してくれた」
っていうだけで好きになってしまう




って言ってて、
すっごくドキッとしちゃったんだけど、




「第2章 セックスをこじらせて」の中に、
初めてまともにつきあった男の人のことがのっていて、
彼が意外にも自分のことをすんなり受け入れてくれたので、
これが最初で最後のチャンスかもしれないと思い詰め、
真剣になろうとすればするほど、
実は彼から気持ちが離れていき、
どつぼにはまったっていう話なんだけど、




雨宮まみさんは、
自分がこじらせ女子だったから、
こんなふうに恋愛もこじらせちゃったっていうふうに書いているんだけど、
これって、誰にでもあることだと思うの。





ただ、こじらせかたが雨宮まみさんの場合、尋常じゃないんで、
こんな風に、本になって出版までされるわけなんだけど、




たしか、「アラサーちゃん」にもよくにた状況がのってて、

アラサーちゃん (ダ・ヴィンチブックス)

アラサーちゃん (ダ・ヴィンチブックス)





初めての人との体験は大切にしたいから、
ちゃんといい男かどうかを見極めてからセックスしたいのって言う処女に対して、
どうしてセックスはおろか、つきあったことすらないくせに、
いい男が見分けられるのさってアラサーちゃんがつぶやくところで、
なかなかアラサーちゃんの黒いところが出てて私は大好きなエピソードなんだけど、
その次のコマで、
「男を知ってるのに、間違った・・・」
って、セックス終わった後のホテルの部屋で、
大股開いてひっくり返っていびきかいてる男の横で、
アラサーちゃんが呆然としてるシーンがあって、




何度も同じ経験をしたような記憶が・・・





雨宮まみさんが体験したことも、
これと同じで、
結局、つきあってみないと相手がどんな人間かなんてわからないし、
セックスしてみて初めて、
ホントに好きなのかどうかっていう自分の気持ちに気づくっていうのは、
別にこじらせ女子特有の体験でもなんでもなく、
女子なら誰でもあるはずで、





ただ、
初めての相手だったり、
あるいは、自分から熱烈にコクった相手だったりすると、
あ、これは、ちがうかも・・・って思っても、
即、撤退ってなかなかできないのね。





やっぱり、
この人だって思った自分のカンを信じたいって思うし、
この人にならすべてを捧げてもいいとさえ思った自分の気持ちが、
まさか一度のセックスで冷めるような薄っぺらなものだったとは信じたくないという思いもあるし、
デートのために新しい服を買って、
ダイエットしてメークも新しくして気合い十分でやってきてるのに、
残念な結果にしてたまるか・・・みたいな・・・




燃えるような思いがキレイさっぱりなくなったということに気づいていたとしても、
いや、気のせいだ、
もうちょっと様子をみれば、また、惚れ直させてくれるかもしれないって思って、
ずるずる関係を続けるうちに、
現実っていうのがそれなりに積み上がってきて、
カレが同居するようになったり、
決してよくはないのに身体がカレのセックスになじみ始めたりして・・・





・・・ということで、本日の結論 :




恋愛では勇気ある撤退も必要。





これはちがうって思ったら、
即座に撤退する準備は、
常におこたりなくしていたほうがいいと思う。





別に、それは、
飽きたらすぐにポイ捨てするっていうのとは違って、
二人の方向性が違うっていうのがあからさまになってるのに、
ずるずる関係を続けていると、
ロクなことにならないから、
傷口をひろげないうちに、
お互い、再出発したほうがいいよねってことで、





ただ、その時にネックになってくるのは、
別れると、一時的にひとりぼっちになってしまうってこと。




恋愛って、
ひとりでいるのはさみしい、
誰かといっしょにいたいっていう気持ちからスタートするものだけど、
いい関係を築くためには、
矛盾するようだけど、
いつ、ひとりになってもいいんだっていう覚悟がないと、
弱い立場になってしまって、
「つきあってもらってる」
みたいな卑屈な感じになってきちゃって、
不幸が始まるって思う。





じゃあ、どうやって、
「ひとりになっても大丈夫」っていう自信を身につけるの?っていうと、
またまた振り出しに戻ってしまうんだけど、
誰かをホントに好きになって、
その人に認めてもらうっていう経験の積み重ねしかないわけで、
ここで、こじらせスパイラルにはまってしまうと、
抜けられないんだよね、きっと・・・





・・・


「女子をこじらせて」を読んで、一番衝撃だったのは、
雨宮まみさんが男のことを語るとき、
ものすごく真剣っていうか、
すごく男の判断っていうのを信用してるってことで、
自分の女度をカレ目線でチェックしてるところがあるんだけど、





男なんて、
調子こいてバイクぶっとばして、
ひっくり返ってあっけなく死んじゃう生き物なのよ。
よく、そこまで、信用できるわね・・・





やっぱ、
全体的に、
恋愛ってもっと適当でいいんじゃない???




ということで、
Victoriaの「女子をこじらせて」トークは、
まだまだ続く・・・




Victoriaでした。




・・・

「女子をこじらせて」バックナンバーはこちらです。

女子をこじらせて (1) もっとチャラチャラしたかった - Victoriaの日記