八田隆 in ナゴヤ (4) 勝手に#検察なう

こんにちは。Victoriaです。




さて、
「お目にかかってお話がうかがいたいんですけど・・・」
というVictoriaの突然のお願いに、
早速名古屋入りしてくださった八田隆氏、





名古屋在住のご友人宅をご訪問になるなど、
あっという間にスケジュールを埋めて精力的に動いていらっしゃって、
頼もしい限り。





せっかくだから旧交を温めようという、
当然の発想といえばそうなんだけど、
わざわざ来ていただいて申し訳ないというこちらの気持ちをぐっと軽くして下さるところが、
さすがです。






本当に、
わざわざご足労いただき、
恐縮でございます。






・・・






最初は、
よくある税務調査の一環として始まったクレディ・スイス証券集団申告漏れ事件、







クレディ・スイス証券だけでなく、
同時に税務調査に入られた他の外資系企業でも同様の申告漏れが大量にみつかり、







この際、一網打尽にしてしまえ!
誰か、1人告発して、
国税の目を逃れようなんて甘い考えを持ってるヤツらへの見せしめにしてやれ!








てな感じで、
国税局の強面の面々のアドレナリンが一気にアップしたことは、
想像に難くないっていうか、
税金を取られる側として、
おもしろくはないけれど、
十分理解可能。








世の中は、
正直者からすると、
ホントに許せないなあって、
スケールのでかい脱税常習犯で充ち満ちているし・・・







・・・


八田隆氏1人で始まった検察との戦い、






#検察なう







は、
今や、







チーム八田







の強力な布陣を要する、
一大イベントとなりつつあり、







Tシャツプロジェクトと称して、
支援してくださる方々にTシャツを贈り、
それを着た写真をブログに掲載なさっているのも、
その一環→#検察なう Tシャツ・プロジェクト - 「蟷螂の斧となろうとも」 by 元外資系証券マン








そう、
これはイベントなのよ。







最初、
名古屋まで来てくれますかっていう話になった時、
真っ先に八田氏の口から出た言葉は、







ボク、
名古屋は好きな街ですよ。
愛・地球博には6回も行ったし・・・







八田氏は、
とにかくイベント好きで、







それが昂じて、
電通に就職しようとなさったこともあるぐらいで、







特にサッカー好きではないけれど、
イベントの高揚感を味わいたくて、
ワールドカップにはどんなにチケットが高くても、
必ず行ってしまうそうで、







ああいうチケットっていうのは、
プライスレスですから。







絶対に、
1人で行くタイプではないから、
イベントのたびに大応援団を結成して、
みんなでわいわいがやがや楽しくしていらっしゃるはず。







八田氏いわく、
自分が中心となって企画をする場合は、
何もかも自分で手配してしまうけれども、







誰かに任せる場合は、
中途半端に口出しすることはせず、
すべてお任せするらしい。







部下としては、
責任重大で緊張する部分もあるけど、
全責任を任されてこそ成長すると思うし、







全体の流れを知らない人に、
細かい点をあーだこーだ言われるほどメンドクサイことはないから、
細やかな気配りをしつつ、
豪放磊落にどーんと構えて人を信用できるという性格が相まって、
多くの同僚や後輩、
特にバックオフィスと呼ばれる縁の下の力持ち的なポジションの方々からの、
絶大な人気を誇るんだと納得。








それでね・・・








お金で買えるものは何だって自分の甲斐性で買えるだけの収入も貯蓄もあり、
かつ、
家族やお友達、同僚といった人生で一番大事なものを手にいれるために、
お金を使う必要は全くない八田氏が、
わざわざこんな稚拙なやり方で、
金額的にも全く割に合わない脱税をするかってことなんだけど、









八田隆はこんなチンケな脱税をやるような男では決してない。









もしも八田氏が何らかの犯罪に手を染めることがあれば、
それは何か大事な人を守ろうとする時とか、
犯罪を犯してでもやるだけの価値のある大義名分がある時だけなんじゃない?









国税や検察の取り調べの現場を見たわけではないから本当のところはわからないんだけれども、
彼はきっと終始、紳士的な態度で真摯に答えようとしていたはずで、
取調官としては非常に調書の取りやすいケースだったにちがいない。







だって、
八田氏が言うまんまを文章にしていけば、
立派な調書ができあがるわけで、
支離滅裂なしゃべり方をする人間の話から、
真実を拾い出そうとする作業に比べたら、
労力なんてゼロ同然。







おそらく、
取り調べをした担当官も、
こいつはやってないとわかったはず。







それが、
なぜこんなことに・・・???







・・・


一番悪いのは、
ワケわかんない税法だと私は思っていて、







特に源泉所得税に関しては、
社員に給与として払ってしまう前に、
税金を天引きして納めてねっていう、
集める側にとっては願ってもない便利なシステムで、







もしも、
納めすぎ、
あるいは不足があれば、
それは会社ではなく、
個人の責任で年度末につじつま合わせてよねっていうところなんか、








税金を集める手間を企業に負わせつつ、
あくまで最終的な責任は個人にあるよと言って、








徴税のメンドクサイ作業を会社に負わせて、
ラクしようなんて、
国はズルイんじゃない?









っていう、
国民の批判をたくみにかわしているところが、
セコイっていうか策士っていうか、
もうこれは、
責任の所在をできる限りわけわかんなくして、
お上に対して怒りの矛先を向けさせないっていう、
外国人には理解不能な日本の国風文化のレベル・・・







だから、
そういうメンタリティがゼロの外資に、
源泉徴収をコケにされた気がして腹が立つっていう国税の義憤も、
わからなくはないんだけれども、







だったら、
税務調査して、
修正申告させた時点で終わりにするべきで、






もしも八田氏が、
同じような申告漏れの常習犯なら告発もありかとは思うけど、








これが初めてのケースだったんだから、
よく源泉のシステムをわかっていなかったんだろうと解釈するのが、
当然で、







八田氏が修正申告に応じて、
ちゃんと税金を納めた時点で終わっていた話を、








ここまで引っ張って、
あたかも大犯罪を摘発したかのようなポーズを取ってる国税と検察は、
明らかに勇み足。







八田氏もそういう怒りは十分感じていらっしゃるんだけど、






人間ができすぎているというか、







上品すぎて、
たとえ売られたケンカでも買うことはできないっていうか、






子どもの頃、
街で不良に絡まれたりなんかしても、







まず、話し合って、
相手の言い分を聞き、
着地点をさぐろうと愚直にぶつかっていって、
最後は不良どもの尊敬の念を集めたタイプで、








そう、
八田隆氏は、
身体のどこを切っても優等生なのよ・・・






なので、
ブログでご自分の主張をお書きになる時も、
終始淡々としていて、
決して怒りをあらわにすることがなく、








そういう風に、
感情をむき出しにして、
単に業務を遂行しているにすぎないお役人たちを個人攻撃するみたいなスタイルは、
自分には合わないと思っている。








八田氏は、
そういう人なので、
そういう姿勢を貫いていけばいいと思うんだけれども、






時には、
場外戦ってのも必要かもしれないし、





幸い、
勝手蓮的に集まって支援している人たちは、
みんな様々な人生を背負っている人たちで、








ある意味、
こんなことでもなければ、







オレが、
八田を応援?







カンパしてほしいのは、
こっちだよ、まったく・・・
(家のローン、誰か払ってくれないかな・・・?)






的な、
立場が逆転しちゃった感ありありなんだけど、








もうこれは、
八田隆氏1人の戦いではなく、









ぶっちゃけ景気がいつまでたっても回復しなくて税収の落ち込みであせってる国税がノルマ達成するためにとりあえずゼニのありそうなところピンポイントで上げていってそんで税務調査する手間はぶくために見せしめに1人血祭りにあげて源泉徴収のこわさを世に知らしめてやるぜって心意気を見せつけてるだけだってのはわかるけどもこんなくだらないことに莫大な税金投入してたいがいにしないと国民の反感買うんじゃねー?何が正義の味方だもっと地道にやることいっぱいあるだろーが外資ならいじめても誰も怒らないからって調子こいてんじゃねーよ!








・・・ということで、本日の結論 :







裁判は、
専門家にお任せして、
法廷外の戦いは、
みんなで盛り上げていこーぜ!







名付けて、





勝手に#検察なう。









Victoriaでした。



・・・



八田隆 in ナゴヤ は今回で終わりです。

八田隆氏にはこれからますます多くの支援の輪が広がりますことを、
心からお祈り申し上げます。

お読みいただきありがとうございました。

途中、

書くなと言ったことを書きやがってこのやろうという部分もあったかもしれませんが、
そこに多くの人は人間八田隆の魅力を見いだすと思いましたので、
ぜひご勘弁を・・・


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