婚活とセックスの不都合な真実 (4) エネルギーレベルの高い人から結婚していくという法則

こんにちは、Victoriaです。

さて、
北原みのり「毒婦」には、

毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

木嶋佳苗が男をつぎつぎとモノにしていく手口が、
実に詳細に書かれていて、
裁判で提出された証拠に基づいたストーリーなので、
ほぼ、真実なんだろうなと思うんだけれども、









木嶋佳苗が直接逮捕されるきっかけとなった、
大出嘉之さんの事件に関しては、
最も新しいということもあり、
証拠がそろっているので、
ほぼ、時系列で二人の関係がどう高まっていったかを追うことができる。








二人は2009年7月13日、
婚活サイトで出会い、
そのわずか23日後、
大出さんは駐車場にとめられた車の中で一酸化炭素中毒で亡くなった。








交際のきっかけを作ったのは大出さんで、
佳苗のプロフィールを読んで、
興味を持ち、
メッセージを送信。







驚くべきことに、
その2日後に二人は会い、
8日後にセックスをし、
大出さんが佳苗に470万円を渡したのは、
その翌日。








大出さんは、
税理士を目指して勉強していたことがあり、
お金の管理には厳しく、
決し無駄遣いをするタイプではなかったので、









これだけの大金をポンと出すというのは、
佳苗に惚れて、
結婚する気マンマンだったということだ。








大出さん以外にも、
佳苗のターゲットとなった男性は、
みな、同じような手口で、
佳苗に惚れた弱みで、
言われるままにお金を渡している。









相手によって金額が違うのは、
単純に、
その男が払えそうな金額を要求してきたからということだろう。







これはれっきとした犯罪なので、
佳苗を普通の女性として見てはいけないんだけれども、









ただ、
事件の経緯を読んでいて思ったのは、








佳苗は男性を選ぶ時、
圧倒的に自分よりもエネルギーレベルの低い男性を選んでいる。








北原みのりさまも、
本書の中で、
佳苗は自分よりも小柄な男性をわざと選んだのではないか、









つまり、
単独で男性相手の犯行を成功させるためには、
見るからにたくましい強い男性では具合が悪かったのではないか、
ということを言っていて、









鋭い指摘だと思うんだけども、









最初から犯行をもくろんでいたかどうかは別として、









少なくとも、
つきあう相手として、
自分にとって問題なく扱える範囲の男性を、
本能的に選んできたと言えると思う。








・・・



ある人が結婚できるかどうか、








つまり、
縁があってつき合うところまではこぎつけたとして、









その後、
結婚まで具体的に話が進んで、
実際、籍をいれるところまで持ち込めるかどうかは、










エネルギーレベルが高いか、低いかにかかっている。










紙切れ一枚のことなんだけど、
ただつきあってるという段階から、
一歩進んで結婚に持ち込むのは、
思った以上に大変で、








それは、
周囲の根回しがいるとか、
経済的な安定が欠かせないとか、
そういうもろもろのことをひっくるめて、








もともとのエネルギーレベルの高い人は、
仕事やプライベートをバリバリこなした上で、
さらに、新しい家族を作るという余裕があり、









結婚が、
自分自身の人生設計の中で、
何か不利に働くということが決してない。









だけど、
もともとのエネルギーレベルが低い人、









必ずしも低くはなくても、
エネルギーの大半をとられる理由がある人、









たとえば、
仕事がめちゃ大変であるとか、
家族の人間関係がぐちゃんぐちゃんで、
そこにさらに、
配偶者の家族関係まで加えるゆとりは全くないとか、









あるいは、
年間4回もセックスしたらおなか一杯になってしまって、
とても、
常時セックスOKの態勢を整える気にはならないとか、








そういう人は、
相手をどれくらい好きかという問題とは別に、








自分自身の心身の健康や、
心の平安、
あるいは、
バランスシートを保つためには、
独身生活こそが最適で、









そこに「結婚」という不確定要素が入り込んでくると、
一気にカオスへとなだれ込んでいく・・・ということを本能的に察知し、
何か言い訳をつけて結婚から逃げてしまう・・・







たとえば、
相手の細かい欠点をあげて、









あんなイヤなところのある人といっしょになっても、
結局うまくいかなかったと思う・・・って言って、
自分をなぐさめ、
別れてよかった確認をするってよくあるけど、









結局、
恋愛してる自分がいっぱいいっぱいになってきちゃって、
容量オーバーしちゃったっていうのがホントのところで、











そういう人でも、
自分の都合のいい時に、
余剰エネルギー使って恋愛する余裕は、
あるっていう・・・








・・・ということで、本日の結論 :







理系の方になぜ恋愛に奥手の方が多いのか今わかったわ・・・頭のいい方は自分が女という不確定要素に攪乱されてカオスに陥りつつあるまさにその時に脱出方法を考えるんじゃなくて、不確定性原理の測定を始めちゃうからなのよ・・・目の前で男がわけわかんない計算始めたらよっぽど何かでかいことをたくらんでる腹黒い女以外はたいてい逃げ出しちゃうわよね・・・











うん?
これが結論?
なんか話がずれたような・・・








・・・ということで、本日の結論 :







エネルギーレベルを高めることが、
最大の婚活。








自分の好きなことすると、
エネルギーレベルが上がるっていうじゃない?







だから、
好きな仕事するとか、
趣味に打ち込むとかして、
ストレスなくそれなりに明るく楽しい毎日を送れている人は、
別に、
婚活だっていって、
特別なことをしなくても、
いずれ、
結婚できるんじゃないかしら・・・???








Victoriaでした。


・・・

婚活とセックスの不都合な真実 バックナンバーはこちら。
婚活とセックスの不都合な真実 (1) 婚活詐欺 - Victoriaの日記
婚活とセックスの不都合な真実 (2) 北原みのり 「毒婦」 - Victoriaの日記
婚活とセックスの不都合な真実 (3)中村淳彦「職業としてのAV女優」に学ぶ AV女優婚活のホンネ - Victoriaの日記