ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ (2)グレートジャーニーとビフテキの切っても切れない関係
こんにちは。Victoriaです。
さて、ライフネット生命保険の出口社長による講演会は、
先生の自己紹介も終わり、いよいよ講義スタート。
ホモ・サピエンス・サピエンスの誕生から話は始まった。
<グレートジャーニーはなぜ起こったか?>
東アフリカのサバンナで誕生したといわれる人類が、
海岸づたいにアラビア半島へ渡り、ユーラシア大陸への大移動を始めたのが、
約10万年前。
この人類大移動のことは、「グレートジャーニー」と呼ばれ、
一体どういう理由があってこのような大移動をしたのか、というのは、
様々な人の好奇心を刺激してきたわけだけど、
なんと、人類大移動の足跡を、実際に自分の足で歩いて確かめちゃった日本人男性が!!!
この方→関野吉晴公式サイト | Yoshiharu Sekino official site
関野吉晴さんのグレートジャーニーの模様は、
フジテレビで放映された。
プロフィールを拝見すると、関野吉晴さんはとてもパワフルで、
一橋大学在学中にアマゾン川全域を下ったのを皮切りに、
その後25年間に32回、南米への旅を重ねたというだけでもすごいのに、
旅の途上、現地での医療の必要性を感じて横浜市大医学部に入学。
外科医となる。
医師として勤務しながら南米通いを続け、
1993年から、「グレートジャーニー」開始。
アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、脚力と腕力だけで見事制覇。
2004年7月からは「新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々」をスタート。
シベリアを経由して稚内までの「北方ルート」、
ヒマラヤからインドシナを経由して朝鮮半島から対馬までの「南方ルート」を終え、
インドネシア・スラウェシ島から石垣島まで手作りの丸木舟による4000キロの航海「海のルート」は2011年6月13日にゴールした。
2011年6月13日にゴールって、
つい最近じゃないか!
そんなニュース、あったかしら・・・?
2011年6月13日にVictoriaは何をしていたのか、
ちょっとブログをググってみると・・・
小出裕章 原発のウソ - Victoriaの日記
どうやらおとなしく読書をしていた模様。
ホッ・・・
関野吉晴さんのグレートジャーニーの模様は、
武蔵野美術大学で見ることができる。
http://www.sekino.info/info_2011.html
「海のグレートジャーニー展」
2011年7月11日(月)〜9月30日(金)
会 場|武蔵野美術大学図書館
・・・
それで、人類がなぜアフリカ大陸を出て、
わざわざユーラシア大陸まで移動していったかっていう話ですが・・・
出口社長によると、
ビフテキが食べたかったから。
どうやら、アフリカ大陸で大型草食獣が絶滅し始める時期と、
グレートジャーニー開始の時期が一致しているらしく、
ホモ・サピエンスがアフリカ中の肉を食べ尽くしたから絶滅しちゃった
ということらしい。
おそるべし!
人間の食欲っていうのは、果てしがないのね・・・
その後、ユーラシア大陸では飽きたらず、
人類は、ベーリング海を渡ってアメリカへ到達。
しばらくは、おいしい肉を求めて世界中をさまよっていた人類、
約12,000年前に突然さまよう生活に終止符を打ち、
周囲の環境を自分たちが生きやすいように変えることに目覚める。
出口社長によれば、
おそらく突然変異でそれまでとは全く違うタイプのホモ・サピエンスが生まれたらしい。
この人類のライフスタイルの大転換を「ドメスティケーション」と呼んでいて、
農耕、牧畜、冶金を始めた人類は、ついに神という概念を発見。
その証拠に、この時代に土偶が出始める。
外の世界に対する支配欲に目覚めた人類は、
ここから一気に文明化へと向かう。
12,000年前の人類と比べれば、
おそらく同じ人類とは思えないほどの発展を遂げたはずの現代人だが、
脳を調べると、12,000年前の人類の脳と、現代人の脳はほぼ、同じだそうで、
なるほど、ふだんはジェントルマンに振る舞っている男性の心の中に、
野獣が住んでるのも当然だ・・・
・・・ということで、本日の結論:
人類の歴史を作ってきたのは、
グルメな肉食男性たちだった。
肉食バンザイ!
Victoriaでした。
・・・
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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ (1)出口社長にはじめてお会いする - Victoriaの日記