ヴァギナ　（１６）　女性のオーガズム

こんにちは。Victoriaです。

さて、キャサリン・ブラックリッジ著「ヴァギナ　女性器の文化史」もいよいよクライマックスをむかえ、
第7章　オーガズムの働き
を読んでおります。

前回、オーガズムは健康にいいという結論になったんだけど、
（ヴァギナ（１５）セックスは排卵を刺激する - Victoriaの日記）
それ以外に、オーガズムに関して、世界中で一致した見解があるのは、

最高のオーガズムを得るのは、男と女のどちらか？

という問いに関するもので、答は、もちろん、

女。

しかも、

男のオーガズムを１とすると、
女のオーガズムは９である。

という、数字まで、世界共通。
ヒンドゥの「マハーバーラタ」にある伝説で、
男の王様が神の怒りにふれて女に変えられてしまう話があるんだけど、
何年かたって、男に戻りたいか、とたずねられた時、

「愛するときに女として感じる喜びのほうが大きいので、
女としての存在に満足です」

と言って、そのまま女でいることを選んだという・・・

女性はセックスを利用して、
吸血鬼のように男性の精気を吸い取ることができる

とも言われ、

女がセックスすればするほど強くなるというのは、
太古の昔から知られた真実だったのは間違いない。

・・・

さて、あることはわかっていたけれども、
その全貌が長くヴェールに包まれてきたオーガズムについて、
いろいろと調査を行った人がいて、
その驚愕の調査結果が載っているんだけれども、

例えば、

＜オーガズムまでにかかる時間＞

・実験室において、オーガズムまでの最速記録（女性）　：　15秒（！）

具体的にどこをどう触ったのか知りたい・・・

＜オーガズム自体の長さ＞

・オーガズムによる筋肉の収縮（女性）　：　13〜51秒
・　　　　　　　　　　　　　（男性）　：　10〜13秒

調査によると、
骨盤筋肉が強いほど、オーガズムによる強い収縮が起こりやすく、持続時間も長い。
オーガズムには意識変容効果があり、とくに強烈なオーガズムのときの脳波は深い瞑想状態にある人間の脳波に似ている。

＜オーガズムの最多記録＞

・実験室での最多記録（女性）　：　1時間に134回（！）
・　　　　　　　　　（男性）　：　1時間に16回

この数字は、

女性　：　男性　＝　9　：　1

を見事に裏付け。

また、複数回のオーガズムを経験する女性と1回だけの女性とで達するまでの時間を比較した研究では、

・複数回の女性がオーガズムに達するまでの時間は平均８分
・1回だけの女性では27分

さらに、

複数回女性が２回目のオーガズムに達するまでの時間は、平均して１〜２分。

2回目のオーガズムのあとは、かかる時間がさらに減り、15秒間隔という記録あり。

男女のオーガズムの決定的な違いは、
女性では複数回のオーガズムが一般的だが、
男性ではそうではない。

男性が複数回のオーガズムを得るためには、
生殖器の筋肉を発達させ、強くして、射精をコントロールできるようにならなくてはならない。

骨盤筋肉を利用してオーガズムのときに射精を止めることができる男性は、
複数回のオーガズムを得ることができる。

なぜなら、

射精とオーガズムは別々の生理学的なメカニズムだから。

・・・ということで、本日の結論　：

オーガズムを得る能力において、
男性は女性にとうていかなわない。

・・・

女性のみなさま、
女として生まれてきたからには、
オーガズムを経験しないと損です・・・

Victoriaでした。