ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (12) ナポリ大学の設立

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「ナポリ大学の設立」。






1212年、
フェデリーコ2世がドイツ王になったことはすでに見たとおり→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (7) 少年十字軍 - Victoriaの日記







ドイツでは諸侯の特権を尊重し、
干渉しないことで支持を得たフェデリーコ2世は、
1220年、
パレルモに戻り、
教皇から神聖ローマ皇帝位を認められ、
戴冠される。










諸侯の自由を認める政策をとったドイツとは打って変わって、
イタリアでは、
諸侯の特権を剥奪し、強権的な統治を行った。

















皇帝になってまず最初に行ったのは、










官僚を養成するため、国立のナポリ大学を設立。









ボローニャパドヴァに次ぐ、
イタリアで3番目に古い大学の誕生である。










ボローニャ大学は私立だが、
ナポリ大学は国立で、










世界最初の国立大学が誕生したことになる。









フェデリーコ2世は、
ドイツとイタリアという二つの大帝国を統治しなければならず、
そのためには、
優秀な官僚の育成が必要だったためで、








ナポリ大学の卒業生には、
神学大全」で知られるドミニコ修道士、
トマス・アクィナスがいる。








ナポリ大学を卒業したトマス・アクィナスは、
家族の反対を押し切ってドミニコ会に入会したため、
怒った家族がトマス・アクィナスを家に連れ帰って軟禁し、
若い女性をあてがって彼に翻意を促そうとしたが、
彼の決心はゆらがなかったというエピソードが残っている。









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1223年、
フェデリーコ2世は、
フランチェスコ修道会を認可した。









フランチェスコ修道会は、
ドミニコ修道会と並んで托鉢修道会と呼ばれた、
禁欲を旨とする修道会→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (11) ドミニコ修道会 - Victoriaの日記








フランチェスコ修道会も、
ドミニコ修道会と同じく、
カタリ派をつぶす役目を与えられ、
教皇に近い存在になっていくが、










後にそれが原因で、
フェデリーコ2世の足を引っ張る存在になっていく。








Victoriaでした。



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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記








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