伊坂幸太郎 「残り全部バケーション」

こんにちは。Victoriaです。

残り全部バケーション

残り全部バケーション

伊坂幸太郎 「残り全部バケーション」。







「岡田」っていう男が主人公なんだけど、
実際は、
「岡田」自身は最初の話で出てくるだけで、







あとは、
「岡田」の亡霊?みたいなものが、
チラ見するくらいなんだけど、








ずーっと、
この「岡田」みたいに、









人生で、
さして意味ある行動はしてないようだし、
たまに気合いいれてやることは、
ほとんど本人の趣味とか自己満足の世界、









ふらふらしてるだけなんだけど、
でも、
何か筋が通ってるっていうか、










殺されても、
死なないぜ、みたいな、
しぶとさを感じる男っていいよね・・・








ずーっとそんな風に思ってきて、
気がついたら、
そういう男を捜すのではなくて、
自分がそうなることを目指していた、みたいな・・・









そんな、
エー加減な自分の人生の目標を思い出すことができて、
とても楽しめました。









読んでも、
まったく何の役にも立たないし、
たぶん、
めちゃくちゃおもしろいわけでもないけど、










読んでよかった。









伊坂幸太郎さんて、
こういうナンセンスな話の引き出しが、
ホント多いよね・・・








Victoriaでした。