ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (83) 美形の王様 フィリップ4世

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「美形の王様 フィリップ4世」







1285年、
フィリップ4世がフランス王に即位。










フィリップ4世のお父さんは、
フィリップ3世、










父親であるルイ9世といっしょに十字軍遠征に出かけ、
病死してしまったルイ9世の後を継いだ方→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (78) 第7回十字軍とルイ9世の列聖 - Victoriaの日記











ここで、
簡単にフィリップ4世の業績をみてみましょう。
山川出版社世界史用語集によると、

世界史B用語集 改訂版

世界史B用語集 改訂版

フィリップ4世 : 1268〜1314 フランス王(在位1285〜1314)。中央集権化に努めた。三部会を初めて招集し、教皇ボニファティウス8世を破り、教皇庁アヴィニョンに移した。また、テンプル騎士団を解散させ、莫大な財産を奪い王権強化に役立てた。











すっげー、
有能&ケンカに強い王様って感じだけど、











フィリップ4世のあだ名、ご存じですか?










le Bel(ル・ベル)=「端麗王」











なんでも、
顔がめちゃくちゃキレイだったらしい・・・










いえ、
ちゃんと結婚なさって、
お子様もいらっしゃるので、
そっち方面の疑惑はないようですが・・・












ただ、
産めよ増やせよとばかりに、
わらわらと子どもを作りまくった他の王様に比べると、
生涯でたったの5人なので、
若干、おとなしい感じは否めない・・・









さらに、
奥様を毒殺したのではないかとの疑惑が持たれたとの情報もあり、
このあたり、
もっとつっこんでみたい気マンマン・・・(何か新たな情報入りましたらすぐご報告します❤)











それで、
この方は、
ちょうど世紀をまたいで活躍なさっているので、
今回の「ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ」ではさわりだけで、
おそらく、
次回の講義の目玉になると思われますので、










今回は、









フィリップ4世てどんな人?










に焦点を絞って、
調べてきました。











・・・


フィリップ4世の性格を、
一言でまとめた発言があって、









「フィリップ4世はワシミミズクみたいな人」











わしみみずく???










これです。

ウィキペディアさまより拝借)







ふくろうじゃねーか???











どこが美形なの?











と思って、
さらにこの発言の真意を調べていくと、











「このうえもなく美しいが、とりえがない。ただ黙って人を見つめるだけ」










つーか、
わしみみずく、
この上もなく美しいというレベルか?










フィリップ4世は、
どうやら、
極端に口数の少ないタイプだったらしく、










例えば、
重要な案件に関して、
教皇を呼びつけ、
話をした時も、











教皇は、
国王直々に呼び出すくらいだから、
詳細なるご説明というのがあると思っていたら、











教皇を出迎えて、
部屋を横切って席に着くまでの間、
二言、三言話しただけで、
あとは、
フィリップ4世は、
だんまりだったとか、
そういう、
どーでもいいエピソードが、
きちんと記録に残っているあたり、










あいつ何考えてるか、さっぱりわかんねーよ!











というのが、
皆の一致した見解だったことがうかがえる。












この世のものとも思われないほどの整った顔立ちをキープするため、
表情を変えない訓練でもしていたのだろうか???











・・・

フィリップ4世は、
イギリス王エドワード1世とほぼ、同時期に王位についていて、
フィリップ4世の方が29歳、年下なんだけど、









王様としては、
同級生みたいなものだから、
よく似た業績を残している。











やたら戦争したので、
戦費調達のために重税を課したり、










議会を招集したり。










思うんだけど、
この時代になると、
ただ戦争に強く、
子作りが得意なだけではない、
数字に強くて経営の手腕が確かな王様が、
ずらずらと出てくるんだけど、











帝王教育の成果なんじゃないかな?











フィリップ4世は、
幼いころに兄が死んで、
次期王さまとして育てられたらしいんだけど、












教育方法が、
ある程度、
確立してきて、
有能な王様が現れるのが、
ほとんど偶然のたまものだった昔とは、
ちょっと違ってきたんではなかろうかというのが、
エドワード1世とフィリップ4世を見ての感想で、











二人とも、
明らかに、
有能な取り巻きたちに、
すごい勢いで仕事させてますが、











本人にも教養がないと、
なかなかできないことなんじゃないか、と思ったり・・・












・・・


最後は、
46歳で死んでいるんだけど、










その前年に、
テンプル騎士団の最高幹部を異端として火刑にしていて、
その時、
その幹部というのが、呪いの言葉を吐きながら死んだと言われていて、











フィリップ4世は呪われて死んだ?











短い人生の間に、
国王としては、
すばらしい業績を上げて死んだんだけど、












幸せだったのだろうか・・・???














なんか、
実は、
なーんもいいことなんかない人生だったんだよ・・・とか、
思っていたんじゃないかって気がしてならない・・・










・・・ということで、本日の結論 :










いくらイケメンでも本人が楽しそうじゃなかったらやっぱもてないでしょう・・・








もてないんだったら、
一体、何のための美形?









Victoriaでした。



・・・


ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ バックナンバーはこちら、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記




ライフネット生命保険
生命保険