ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (87) 模範議会

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は、「模範議会」








1295年、
イギリス王エドワード1世が模範議会を招集、







イギリス議会の起源は、
1265年に、
シモン・ド・モンフォールがヘンリー3世に開かせたものが最初だが→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (73) イギリス議会の起源 - Victoriaの日記








模範議会ではじめて、
聖職者、貴族のほか、
各州2名の騎士、各都市2名の市民で構成される、
身分制議会の基礎ができた。








フランスやスコットランドとの抗争にあけくれていたエドワード1世は、
戦費調達のため、
増税する必要に迫られていて、










議会を招集することを思いつく。









つまり、
増税を認めてもらうかわりに、
市民のみなさんの意見も聞きましょうということで、









議会は、
王様、議員の双方にとってメリットのある方法だったわけである。








市民といっても、
この時代の市民はほとんど貴族だったわけだけど、








こうやって、
王様と貴族が仲良くやっていく下地ができたわけだ。








エドワード1世については、
こちらで詳しくみたので→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (82) プリンス・オブ・ウェールズの始まり - Victoriaの日記











今回は、
議会に関連して、
出口社長がなさった脱線話を少々。










この講義があったのが12月2日で、
衆議院選挙を間近に控えていたので、
この話が出たんだけれども、











イギリスの国会議員に、
世襲というのはなく、










もしも、
子どもが、











「ボクもパパのように政治家になりたい」
「私もママのような議員になりたい」










と言ったら、
わざと遠くの選挙区へやって、
一から自分でやらせるそうで、











親の名前に頼ったらロクなことはないから











というのがその理由。










また、
選挙に関して、
チャーチルが言った有名な言葉が、











政治家はロクでなしの集まりだが、
ロクでなしの中から、
相対的にマシなのを選ぶ忍耐を養うのが選挙であって、
そういう意味では、
民主主義は最悪の形態だが、
今までの王政に比べたら最もマシだからガマンすべし。








それで、
衆議院議員選挙で、
誰に投票したらいいでしょう?
という素朴な疑問に対する出口社長のお答えはコレです。










自分の家に住み着いて毎日小言を言われるとしたら、
誰なら耐えられるか?










この時はたしか、
安倍さんがいいか、
石原さんがいいか、
野田さんがいいか、
という究極の3択だったと思うけど、











てか、
たった2ヶ月前のことなのに、
ずいぶん昔のような気がする・・・










あのころは、
まだ民主党政権だったんだ・・・











誰ともいっしょに住みたくない!!!












この時だけは、
出口社長に、
もうちょっと別のたとえを使っていただきたきたいと、
心から思ってしまって、









せめて、









誰が運転する車の助手席になら、
乗ってもいいか?










くらいでお願いしたい・・・









Victoriaでした。


・・・

ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ バックナンバーはこちら。
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記




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