ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ　（17）アレクサンドロス大王の遺体強奪作戦

こんにちは。Victoriaです。

さて、ライフネット生命保険の出口社長の講演会は、
アレクサンドロス大王が急死するところまで来ました。

この時点で、残り時間はわずか。

出口社長、たった4時間で「5000年史」を語ろうという計画は、
やはり少し無理があるのでは・・・

さて、アレクサンドロス大王は、急死した時、
アラビア遠征を計画中で、
もちろん、やる気満々の33歳。

なんで、急に死んじゃったんでしょうね・・・？

あれだけ戦に強ければ、
外にも内にも敵はいっぱいいただろうから、
暗殺の計画もゴマンとあったらしいけど、
調べてみたところ、死因は、

蚊によるマラリア。

それは知らなかった・・・

マラリアといえば、
アフリカ出身の男性と結婚した友人が、
結婚式で一ヶ月、彼の祖国へ里帰りした時、

一ヶ月間、ずーっとマラリアにかかりっぱなしだった・・・

ひどくはなかったらしく、
結婚式も予定通りあげたらしいんだけど、
彼の家族のひとたちによれば、

マラリアなんて、風邪みたいなもの。
み〜んな、かかってるよ・・・

う〜ん、
そうなのか・・・？

そういえば、
インドの男性と結婚した友人の住んでる街で、
テロがあって何人かの市民が亡くなるという事件があったので、
「大丈夫だった？」
って聞いたら、

インドじゃ、テロなんて、しょっちゅう起きてるわよ！

と、「何を今さら？」という反応。
「テロがあるから」
という理由で、インドから出る気はさらさらないらしく、

「交通事故や、自殺、過労死で人がいっぱい死ぬ日本のほうが、よっぽど危険」

みたいなことを言われ、

危険に対する「慣れ」

というのも、
お国柄なんだなーと学習。

ちなみに、
一休さんも、マラリアで死亡したらしい。

・・・

さて、アレクサンドロス大王が急死した時、
王妃は妊娠中。
その子が男子なら跡継ぎにすべきだという意見もあり、
いろんな人が跡目をねらってうーだこーだとやってるうちに出産。

男子誕生。

しかし、生まれたての赤ん坊だからね・・・
アレクサンドロス4世という名前をもらっても、
すぐに統治できるわけでもなく、

結局、わかりやすい方法で後継者を決めることとなり、
戦争突入。

ディアドコイ戦争はだらだらと40年余り続き、
その間に、アレクサンドロス大王の一族は全員暗殺され、
血統断絶。

アレクサンドロス大王の幼なじみで、
アリストテレスの授業を机を並べて聞いた仲の武将たちが、
後継者をめざして戦った戦争だったわけだけど、
その中の一人で、エジプトにプトレマイオス朝を建国した
プトレマイオスには、こんなエピソードが・・・

搬送中だったアレクサンドロス大王の遺体を奪取し、
エジプトでミイラとして埋葬。

ほかにも、プトレマイオスは、
アレクサンドロス大王の妹の名前だった「クレオパトラ」を、
代々、一族の皇女の名前にして、
アレクサンドロス大王の後継者であることを、
強烈にアピール。

ここで出口社長の一言　：

正当な後継者をアピールしたい者は、
ボスの葬式の喪主になる。

日本でも、
秀吉が信長の喪主をしているし・・・

Victoriaでした。

・・・