本当に気持ちのいいセックス　パート３　（7）女の子のハートのつかみ方

こんにちは。Victoriaです。

AV黄金時代 5000人抱いた伝説男優の告白 (文庫ぎんが堂)

作者: 太賀麻郎,東良美季
出版社/メーカー: イースト・プレス
発売日: 2010/05/30
メディア: 文庫
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5000人抱いた伝説のAV男優太賀麻郎は、
女の子の気持ちをつかむのがすごくうまかったと言われていて、
「どうすれば女の子のハートがつかめるか」
を後輩の男優たちに尋ねられて、
こう答えている。

「女の子とのセックスで一番大切なことって、何ですか？」

「そうだな、お前、ボクシングとプロレスの違い、わかるか？

テレビで解説者が
『相手にボクシングをさせませんねえ』
って言うと、それはほめ言葉だが、

プロレスになったら、それじゃあ試合がおもしろくないだろ。

いい気になって女の子を征服しようとがんばるんじゃだめなんだ。

プロレスラーが相手の技を受けるように、

男優は女優を受け止めて、

女の子が感じてるってことをカメラにアピールしなきゃならない」

「それ以前に、もっと女の子に好かれたいって思うんですけど、どうやったら女の子のハートをがっちりつかめるんですか？」　

「女の子女の子っていう前に、自分の気持ちを考えてみろよ。

現場に行ったら、まず、
『今日の女の子、性格のいい子だったらいいなあ』
とか、
『オレのこと好きになってくれたらいいなあ』
なんて思うだろ？

だったら自分がまず、性格のいい男になって、相手のことを好きになってやれ。

相手の気持ちなんてどんなに推し量ろうとしたってわかんねえんだから、

『自分はどうなんだろう？』
って考えて、

女の子に素直にそう持ちかけてみるんだ。

『オレはキミと仲良くしたいんだ』
『キミといっしょに今を楽しく過ごしたいんだ』
てな」

「オレ、女の子を気持ちよくさせようと必死こいてるんですけど、コツってありますか？」

「小手先のテクニックで、こういうふうにキスするとか、ココを触るとかあるだろうけど、

セックスって果たしてそんなもんか？

もっと奥深く不可思議なものじゃないか？

男と女が身も心もわかり合えたらそれだけで最高だろ。

テクなんて入り込む余地はなくなる。

問題はそのためにどうするかだけど、

自分のテクニックとか力とかで、女の子を気持ちよくさせようってのは、

相手をむりやり変えようとしてるのと同じだ。

他人なんて自分の力では１パーセントも変わらないぜ。

だったら自分が相手に合わせて変わった方が早くないか？

相手がどこをどう触ってもらったら気持ちよくなるか、

相手の求めるモノを探して与えるわけだ。

それは相手に合わせて自分を変えていると言うことだ。

これって別に身体の話だけじゃなく、気持ちもいっしょだ。

淋しさを抱えている女の子がいたら、
その淋しさを受け止められるような自分になればいい。

とにかく楽しく過ごしたいんだっていう子がいたら、
思いっきり陽気な男になってやればよい。

そっちの方が相手を変えるより全然簡単なことだろ」

・・・
太賀麻郎は言い寄ってくる女は、断らないというポリシーの持ち主で、

「女が男に『セックスしてほしい』というのは、
すごい勇気がいることだから、
その気持ちは大切にしてあげなくちゃいけないんだよ」

が口癖。

「なんだってそんなに何十人もの女の子と同時につき合わなくちゃいけない？」

「オレも、セックスってものを、本当のところはよくわかっちゃいない。
だけど、セックスしてるその瞬間は、
女の子のすべてがわかるんだ。

幾晩語り明かし、何千何万という言葉を交わすより、
たった一度セックスしたほうがわかる。

なぜだと思う？

それは、人間は今しかわからないからさ。
オレ達は、今この瞬間を理解することしかできない。
長い時間なんて、永遠の謎でしかないのさ」

・・・
実際は、
大人になるのがイヤで、
「この人」と決めて一人の女性とつき合うとか、
複雑な女関係を整理するとかいうのが面倒で、
それならば欲望にまかせ、好きな女とはすべて寝てしまおう、そう思っていたらしい。

・・・ということで、本日の結論　：

相手に合わせて自分を変えることが、
男と女が身も心もわかり合うための第一歩。

Victoriaでした。