ヴァギナ (4) メスは男漁りをする
こんにちは。Victoriaです。
- 作者: キャサリン・ブラックリッジ,藤田真利子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 文庫
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さて、ヴァギナに関してのみならず、
メスに関して間違った考え方というのはたくさんあるけれど、
その中のひとつが、
多くの種のメスは単婚性で、唯一のオスとつがうことを好む
ということ。
この理論は間違っていたことが証明されていて、
動物では多婚性、それも、
メスが複数のオスとつがう種のほうが多数派
だということがわかってきた。
つまり、自然界では、
一雌多雄
がスタンダードで、
単婚性といえるメスは、全体のたった
3%
にすぎない。
これだけ、一雌多雄が広がっているのは、
複数の相手から精子を受け取る利益がかなり大きいからに違いなく、
自然界では、メスとしてはいろいろなオスの子どもを産むのが一般的だということになる。
誰を父親にするかを決めるために、
メスは複数のオスと次々と交尾をしていくわけだが、
交尾する相手の数だけでなく、
交尾する回数も驚くほど多い。
たとえば、ヒツジは、
5時間の間に、1頭のメスが7頭のオスを相手に163回交尾した
という記録が残されている。
オスはメスの性欲についていけず、
精子が尽きてしまうとか・・・
そうやって頻繁に交尾してメスは精子の備蓄をするわけだけど、
あまりにも連続して交尾をするので、
ヴァギナ・オーバーフロー
を起こしてしまうらしい。
文字通り、ヴァギナが精液であふれてしまうのである。
なるほど・・・
交尾しても、
受精に結びつくことはめったにないのね・・・
・・・ということで、本日の結論 :
メスは強いオスの精子を求めて男漁りをするものである。
Victoriaでした。
・・・
「ヴァギナ」バックナンバーはこちらです。
ヴァギナ (1)衝撃のヴァギナ写真 - Victoriaの日記
ヴァギナ (2) ヴァギナ革命 - Victoriaの日記
ヴァギナ (3) メスが交尾を支配する - Victoriaの日記