ヴァギナ (3) メスが交尾を支配する
こんにちは。Victoriaです。
- 作者: キャサリン・ブラックリッジ,藤田真利子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 文庫
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さて、「ヴァギナ 女性器の文化史」の中でキャサリン・ブラックリッジは、
男が父親になれるかどうかはヴァギナ次第
ということを述べていて、
前回、その理由の二つ、
1 精子が放出される場所と受精する場所は切り離されている
2 メスは精子を保存する
を見たんだけど、
三つ目にあげられている理由が、
3 メスが交尾を支配する
動物の世界では、
交尾が行われるかどうかと、
その相手を決めるのはメスの側だということがわかっていて、
ほとんどの種で、メスが交尾を拒否するのは非常に簡単。
実際、
レイプが起きるのは、人間社会だけ。
う〜ん、
そうなのか・・・
交尾を拒否する方法にもいろいろあって、
ヴァギナに弁を備えていて、
その弁をふさいでしまうものや、
メスが協力してある姿勢をとらなければ、
交尾不可能なものもある。
メスの体に挿入できたからといって、
精子の注入が保証されるわけではない。
メスは、
ヴァギナの筋肉
を使って、
交尾を妨げたり、
すでに始まった交尾を終わらせたりするだけでなく、
精子排出
をしている。
人間も精子排出はしているらしく、
どうやら父親を選ぶための武装が、
ちゃんと筋肉レベルでなされているようである。
おそるべし!ヴァギナ!
・・・ということで、本日の結論 :
ヴァギナは気に入らない精子を追い出す離れ業をやってのける。
Victoriaでした。
・・・
「ヴァギナ」バックナンバーはこちらです。
ヴァギナ (1)衝撃のヴァギナ写真 - Victoriaの日記
ヴァギナ (2) ヴァギナ革命 - Victoriaの日記