大村大次郎 「バレると後ろに手が回る 脱税のススメ」 (1)税理士試験が難しい理由
こんにちは。Victoriaです。
さて、田中周紀著「国税記者 実録マルサの世界」を読んで、
すっかり税務モードになったVictoria・・・
- 作者: 田中周紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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早速、これを読みました。
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 文庫
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著者の大村大次郎氏は、
法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務なさっていた方。
元国税調査官がお書きになっているわけだから、
きっと目からウロコの税金対策がてんこ盛りに違いない・・・
そういう下心100%で購入したんだけど、
大正解。
てゆーか、
実は、まだ読んでないのね・・・
ぱらぱら・・・とめくっていて、
「OB税理士と税務署職員のあやしい関係」
というページがあったので、
何気に目をとめたところ・・・
(だって、あやしい関係っていったらそれはもう、
Victoriaの得意分野、読まないわけにはいかない・・・うふふ・・・)
ええっ?
という、驚愕の事実が・・・
国税局出身のOB税理士から飲食の接待を受け、
処分される国税局職員があとをたたない・・・という内容が書かれていて、
そのこと自体には全く驚かないんだけれども、
そのような癒着が起こる原因について、
大村氏は、
税理士には、
の2種類がいるという税理士の制度自体の説明から始めており、
さすがに、それは知っていたんで、
だから、どうした?って感じだったんだけども、
問題はこの次に書かれていたことで、
大村氏によれば、
税理士という資格自体が、もともと国税OBの定年後の再就職先を作るために設けられたもの。
公務員の再就職のために、行政書士や司法書士という資格が作られたのと同じパターン。
ただ、国税OBだけに資格を与えるのはあまりに露骨なため、
一応、誰でも参入できるように試験も始めた。
外部からあまり入ってこないように試験を非常に難しくしたが、
当局の案に反してその試験を突破してくる人が激増してしまった。
ええっ?
そうなの?
もし、そうなら、それって、スキャンダルーーーーー!!!!!
今の今まで、
試験に通って税理士になるのが本筋で、
OB税理士がサブ的な存在かと思っていた。
現実は、真逆だったっていうわけ?
そうなの?
それって、
税理士試験受験生の間では、
今さら誰も言わないくらい常識だったっていうことなの?
???
・・・
ということで、
あまりのことに取り乱してしまい、
読書中止。
続きはまた後日・・・
・・・ということで、本日の結論 :
いくらなんでもそれってひどすぎオレが今まで税理士試験受験のためにつぎこんだテキスト代予備校代模擬試験代返せ全部消費税も払ったんだぜちくしょう恋愛も封印して土日も勉強唯一の息抜きといえば受験仲間の彼女ができて一応ちょっとつきあったんだけど結局試験のプレッシャーにお互い耐えきれなくなって気まずくなって別れたわけじゃないけどあっちだけ通ってオレは前回落ちたから気まずくなってそれ以来連絡とってないんだよねオレの青春返せこのやろう国税庁許さねえからな見てろよオレが税理士試験合格したあかつきには出世してえらくなって国税庁長官になって税理士試験制度改革してやるんだ・・・ってあれ?それじゃあ受けなきゃいけないのは税理士試験じゃなくて公務員試験?ああ終わった・・・
とか思ってる税理士試験受験生が、
全国にウン万人いるはず・・・
ホント、
現実って、
見かけよりずっと過酷なんだね・・・
・・・ということで、本日の結論 :
税理士試験に合格した人はみんな神。
私も、
挑戦しかけたことがあるんだけど、
あまりの難関にあえなく挫折。
税理士試験受験生はドMでないとムリ・・・
Victoriaでした。