人はなぜSEXをするのか (3) 睾丸の大きさはメスの男好き度に比例する
こんにちは。Victoriaです。
- 作者: シャロンモアレム,Sharon Moalem,実川元子
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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「人はなぜSEXをするのか」で書かれていることは、
大筋では周知の事実で、
何を今さら感すら漂うんだけれども、
細かい点では、
目からウロコの事実がちりばめられており、
そのひとつが、
メスが男好きだとオスの睾丸が大きくなる。
どういうことかというと、
メスが複数のオスとつがうと、
ほかのオスの精子と競争しなくてはならないため、
メスを妊娠させる確立は低くなる。
成功率を上げるためにできることは、
1 精子の数を増やす(したがってでかい睾丸が必要)
2 精子をすばやく速く泳がせる(ヨーイドン!で早い者勝ち)
3 精液の粘性をあげる(ねっとりしていれば膣にふたをすることができ、他のオスの精子をブロックできる)
・・・ということで、本日の結論 :
精子が生き残るためには、過酷な市場競争を勝ち抜かなければならない。
ホント、
オスのみなさま、
お疲れさまです。
・・・
豆知識その2。
ヒトがじっくり時間をかけてセックスを楽しむことができるのは、
ほかの動物にあってヒトにないあるもののおかげ。
そのあるものとは、
陰茎骨=ペニスの骨。
ヒト以外の動物のほとんどに、
陰茎骨があり、
中にはクリトリスに骨があるものもあって、
陰核骨と呼ばれる。
骨があるとどんないいことがあるかというと、
短時間(30秒〜1分)でさっと入れてさっと出せる。
動物たちは、
捕食者の餌食にならないように、
スピードが求められるわけだから、
骨があれば、
ペニスを勃起させる必要がないので、
前戯の必要が全くない。
骨のない人間のオスは、
体液発進システムを起動させるまでに時間がかかり、
しかも勃起状態を維持するために刺激し続けなければならないため、
セックスに途方もなく時間がかかる。
・・・ということで、本日の結論 :
<ほかの動物にはないヒトの特徴>
1 大きな脳
2 ほかの4本指から離れた親指
3 骨がなく、スポンジ状組織に血液を流し込んで硬くするペニス
・・・
さて、
骨がないというのに、
ペニスも骨折することがあって、
中折れっていうヤツとは違って、
物理的に折れちゃうんだけど、
折れても、
生殖能力には影響しないんだけど、
射精ができなくなるわけだから、
大問題。
スポーツ中とかに打撲を負うのを別にすると、
よくあるのが、
騎乗位をとってる女性がペニスを押しつぶしちゃう場合。
折れちゃったペニスは、
ヴァギナから無事脱出できるのか?
ベッドの上は危険がいっぱい・・・
ちなみに折れちゃった場合、
氷で冷やして泌尿器科に行けとのことです。
Victoriaでした。
・・・
「人はなぜSEXするのか」バックナンバーはこちら。
人はなぜSEXをするのか (1) ポルノは男性の生殖能力を高める - Victoriaの日記
人はなぜSEXをするのか (2) 本命は遺伝子に組み込まれている - Victoriaの日記