セックスはなぜ楽しいか (1) 3Pがイイ理由

こんにちは。Victoriaです。

さて、
今日から読む本はこちら。

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)

ジャレド・ダイアモンド「セックスはなぜ楽しいか」。







これは、
先日読んだ大ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の著者であるジャレド・ダイアモンド教授がお描きになった本で、

草思社の「サイエンス・マスターズ」というシリーズの一冊で、








れっきとした理科の教科書、
なので、エロさは1%もない。










買う前にアマゾンのレビューをちょっと見たんだけど、









「全然、エロくなかった」
「なぜ、セックスが楽しいか全然わからなかった」








みたいなレビューばかりで、
酷評されてたけど、










理科の教科書でヌコうとするテメェが甘いんじゃあ!!!!!












ということで、
第一回目の今日は、
まじめにレビューしたいと思います。











・・・


ジャレド・ダイアモンド教授によると、
他の動物と比べて、ヒトの性の営みは相当変わっているらしい。










どこが変わっているか、
ダイアモンド教授が列挙なさっているので、
それをちょっと簡単にここでまとめてみると、









<他の動物とちがう、ヒトの性的特徴>







  1. ほとんどの男女が長期にわたってペア関係を維持する。つまり、ヒトの男女は結婚するということで、驚くべきことに(!)、夫婦となった男女は繰り返しセックスするだけでなく、他の相手とすることを禁じている。動物は普通こういう非効率なことはやらないんですって、なるほどね・・・
  2. 夫婦はセックスのパートナーであるだけでなく、子育てのパートナーでもある。オスとメスの二人で子育てする種はむしろ少ないらしい。
  3. 夫婦となった男女は、テリトリーを作ってそこで二人だけで暮らすということをせず、社会の一員として生活し、他の夫婦とテリトリーを共有し合う。つまり、やろうと思えばいつでもセックスできる範囲内に他のオスやメスがわらわらといるってことで、これって、動物の社会じゃ珍しいことらしい。へええ〜〜〜
  4. 夫婦はふつう二人きりで内密にセックスし、ほかの人間がその場にいることをひどくいやがる。これって人間独自の心理らしく、後天的に習得したことなのかな?なるほどね・・・3Pに抵抗ないヒトってワイルドなイメージがあるけど、野生の習性を残しているからだったんだ・・・3P万歳!
  5. ヒトの場合、排卵が隠されている。これって最初どういうことか意味がわからなかったんだけど、ヒト以外の動物では、排卵時期がオスにわかるようになってて、したがって排卵期以外に交尾ってしないようにできてるらしい。それが、オスだけでなく、メス自身にもはっきりとした排卵期がわからないヒトは、子どもを作る目的じゃないのに年がら年中セックスしまくるっていうことにつながってて、だからヒトって地球上でもっともヤリマンな種ってことなんだって・・・う〜ん、さすが、科学者の言うことは説得力ある・・・
  6. ヒトの女性には閉経がある。これも、他の動物にはないそうで、ヒトでもオス、じゃなかった男性には閉経ないでしょ?つまり、生涯メスを妊娠させることができるってことなんだけど、なぜ、ヒトの女が妊娠能力なくなってから長生きするのかっていう点に関しては、いまだにいろんな意見があるらしい。







なるほどね・・・
本書は、上記の各項目について、詳細な考察がされていくわけなんだけど、









今回は、4番目の論点、








なぜ、ヒトは隠れてセックスしたがるのか?









について考えてみたいと思います。










・・・



私の出した答えはシンプル、










ハダカで人前に出るのが恥ずかしいから。











ヒト以外の動物は、
基本、
服着ないでしょ?










だから、
セックスだってそのまんまのかっこでできるから、
恥ずかしくもなんともない。










終わり!









ヒトも、
ハダカで暮らすのが普通の社会では、
セックスもわりとおおっぴらだったんじゃないかと思っていて、









たしか、
江戸時代の終わりから明治の初めにかけて、
日本にやってきた外人(誰だったか忘れた)が日記だか旅行記だかの中で、









「日本では男がふんどし一丁のハダカ同然のかっこでそのへんうろうろしてて、
女も人前だろうと平気でおっぱいさらけ出して赤ちゃんにお乳あげてる野蛮な国だ」










みたいな記述をしてたと思うんだけど、
だから、
日本人は本来、
セックスをそんなに隠さずおおっぴらにやってきた民族なんじゃないかと思う。









あと、
夜這いなんて、
人前どころか、
親もいっしょの部屋で寝てる娘の布団へ勝手に入り込んで、
あろうことか、ナニまで入れちゃうっていうゲームなわけだから、










セックスは大部屋でひと目をはばかりながら(あるいははばかるふりをしつつも見られていることは周知)でやるっていうのは、
基本だったんじゃないか?










夜這いについてはこちら→夜這いの民俗学 総集編 - Victoriaの日記










それに、
ホントに他の人間がその場にいることをひどくいやがるかどうかっていうのは議論の分かれるところで、









もしかしたら何となく見られてる?ぐらいの状況のほうが燃えるっていうのは、誰にでもあるはず・・・









それに、
思うんだけど、
ゼッタイに見られてたほうが、
男がいい仕事すると思うのね・・・









男って見栄っ張りだから、
隣ですごいよがり声聞こえてきたら、
オレも負けずによっしゃあ!みたいな・・・









・・・ということで、本日の結論 :










セックスは二人きりで密室でやるよりも、
本来やっちゃいけないかも?的な開かれた空間で他人の目を気にしながらやったほうがゼッタイお得。










異論のある方は、
3Pかスワッピングあたりを一度お試しになってから、
反論なさってくださいませ。










Victoriaでした。