獣姦の置き土産
こんにちは。Victoriaです。
さて、
ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」で、
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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獣姦の話で、
著者のダイアモンド博士は医者なので、
病院でのエピソードが出てくるんだけど、
不可解な病気で入院していた患者が、
一体何の病原菌に冒されているのかをつきとめようと、
医者が何か心当たりはないかと尋ねたところ、
自分の牧場で、
羊と何度も何度も性交渉をもったと告白・・・
時として、
人口の数十パーセントを殺してしまうような集団感染症は、
もともとは動物の病気だったのが人間に感染して始まることがよくあって、
つまり、
昔から人間は、
動物とヤっていたわけね・・・
獣姦は昔から宗教上のタブーとされてきたことが多いけど、
動物由来の病気に感染して、
部族全体があっという間に死滅してしまうという経験から学んだ、
生き延びるための生活の知恵だったのかもしれない・・・
・・・
コロンブスがアメリカ大陸を発見した時、
2000万人の先住民が暮らしていたのが、
200年もたたないうちに、
先住民の人口はなんと95%も減少してしまったのだけど、
その原因は、
ヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌に対する免疫を先住民が持っておらず、
あっという間に集団感染してしまったからで、
なぜ、
アメリカ大陸の先住民が、
病原菌に弱かったかと言うと、
アメリカ大陸には家畜に適した動物がもともとおらず、
従って家畜由来の病原菌に触れる機会もなかったから。
一方のヨーロッパ人は、
ユーラシア大陸では家畜と暮らしてきた長い歴史があり、
遺伝的に抵抗力の強い人々で、
彼らの持ち込んだ病原菌がいかに強力だったかというと、
世界中でヨーロッパ人の持ち込んだ病原菌に初めてさらされた人々の死亡率は、
50%から100%にのぼるほどだった。
・・・ということで、本日の結論 :
動物見てムラムラきたからって、
入れちゃダメ!
Victoriaでした。