ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊 上・下」

こんにちは。Victoriaです。

やっと!
読み終わりました。

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 上: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊 上・下」。








文庫だけど、
一冊500頁以上あって、







しかも、
内容が濃く、
一語一語かみしめるようにして読んでいたら、
めちゃくちゃ時間かかってしまって、








これは、
大ベストセラーになった「銃・病原菌・鉄」の続編で、








人類史上、
数々の文明が、
興っては滅んでいったわけですが、







なぜ、滅んでしまったのか?







滅んでしまった文明には、何か共通点があるのか?







そこからわれわれが学ぶべき教訓は何か?








という点について、
実に壮大な考察がされております。









目次をご覧いただくと、









上巻

1 モンタナの大空の下
2 イースターに黄昏が訪れるとき
3 最後に生き残った人々(ピトエアン島とヘンダーソン島)
4 古の人々(アナサジ族とその隣人たち)
5 マヤの崩壊
6 ヴァイキングの序曲と遁走曲
7 ノルウェーグリーンランドの開花
8 ノルウェーグリーンランドの終焉

下巻

9 存続への二本の道筋
   ・森林資源の損なわれた江戸時代の日本
   徳川幕府の解決策
   ・なぜ日本社会は崩壊しなかったのか?
   
10 アフリカの人口危機(ルワンダの大量虐殺)
11 ひとつの島、ふたつの国民、ふたつの歴史(ドミニカ共和国とハイチ)
12 揺れ動く巨人、中国
13 搾取されるオーストラリア
14 社会が破滅的な決断を下すのはなぜか?
15 大企業と環境(異なる条件、異なる結末)
16 世界はひとつの干拓
17 アンコールの興亡









興味深いのは、
滅亡してしまった文明ばかりがとりあげられている中で、
日本が、
成功例として登場することで、










持続可能な開発システムを編み出した江戸時代の日本のシステムを、
非常に高く評価していること。











やっぱり、
究極のエコ社会、江戸時代のことを、
もっと勉強すべきかも・・・









衝撃的だったのは、
オーストラリアが危機的状況にあるということで、








こんな大変なことになってるなんて、
全然知らなかった・・・









内容があまりにも多岐にわたり、
あまりにも濃いので、
さすがに要約する気はおこらず、
以上で、
感想としたいと思いますが、







これから、
歴史の勉強をするとき、
常に手元に置いて、
参照していきたいと思います。








「銃・病原菌・鉄」と合わせて読むと最強。










こんな楽しい本もあるよ。

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)









Victoriaでした。