ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (57) 1274年 文永の役の真相

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は、「1274年 文永の役の真相」








さて、
今日は日本史のお題です。










まずは、
山川出版社「日本史用語集」をみてみましょう。

日本史B用語集―A併記

日本史B用語集―A併記

文永の役 1274年(文永11)10月、元の世祖は服属を拒否した日本を侵寇。元軍・高麗軍2万8000人が900艘の船に乗って対馬壱岐を犯して筑前博多に上陸。モンゴル軍の集団戦法や「てつはう」などの火器の威力に日本の武士は悩まされたが、暴風雨もあって撃退。











感想 : 日本史用語集って読みにくいね・・・










知らん単語が多すぎ・・・










まず、









世祖って誰よ?











答 : クビライ











いやあ、
受験で日本史+世界史ダブル受験は気が狂ってるってよく言われるけど、
その理由がよ〜くわかった・・・










侵寇っていう言葉も聞いたことないっていうか、
ATOKで変換できませんでした・・・










「てつはう」というのは、

用語集に説明があったので、
ちょっとみてみると、








てつはう : 蒙古襲来の際、元軍が使用した武器で、鉄板で火薬を包み、点火して爆発させて、爆発音と煙で敵を混乱させたものと思われる。火薬の創始は中国説とヨーロッパ説があるが、11世紀宋代の記録に見られる。











要するに、








てつはう=爆竹みたいなもの?






















新しい武器が発明されると、
誰が一番最初に作ったんだ?てのが問題になるけど、











だいたい、







ヨーロッパ VS 中国








の争いになって、
双方、
譲らない、みたいな・・・











ここにも、
モンゴル人の気質が、
すごくよく現れていると思うんだけど、









モンゴルの人って、
何も新しいものは作らないんだけど、









とにかく、
あるものの最適な利用法を見つけるのが天才的にうまく、









この時代、
モンゴルはユーラシア大陸を縦横無尽に走り回って、
ありとあらゆる場所で、
ありとあらゆる敵と対峙して、










ということは、
ありとあらゆる武器と対峙していたはず、










戦に勝って、
略奪するとなったら、
まず、
まっ先に手を出したのが、










新兵器。





















だって、
彼らは、
戦士のプロフェッショナルなんだから、
兵器は商売道具だし、











だから、
最初に火薬を発明したのは、
別の民族だったかもしれないけれど、










火薬というものを見た時に、











これを、
どういう風に使えば、
一番効果的に敵をやっつけることができるかっていうのを、
最もよく理解していたのは、
モンゴル軍だったんじゃないか、












実際、






「回回砲(かいかいほう)」=ペルシア語で「マンジャニーク」








という巨大投石機をいちはやく実戦に取り入れたのもモンゴル軍で、







彼らは、
各地を転戦しながら、
どんどん新しい技術を学び、











敵地に、
優れた技術者がいれば、
スカウトして厚遇し、
どんどん改良して作らせたらしい。










・・・ということで、本日の結論 :








モンゴル軍は技術革新に貪欲で、
新兵器を次々取り入れたイノベーターだった。













うん?
文永の役はどうなった?











実は、
文永の役については、
どうしても書きたいことがありまして、











まず、
みなさまにおたずねしたいのですが、










元寇=蒙古襲来って、
船でやって来てるでしょ?











モンゴル軍って馬に乗ってる騎馬隊じゃなかったの・・・???










そう、
疑問に思ったことはないですか?











私は、
ずーっと思ってました。
(ウソです。この講義を聴いて始めて、そういう疑問が浮かんだ)












馬に乗って戦ってる人が、
いきなり船に乗ったら、
そりゃ、負けるだろ?








てか、
モンゴルの人って、
魚、食えるんですかね・・・???








そう思って、
調べてみると、
驚愕の事実が明らかに・・・









実は、
モンゴル軍は、
クビライの命令で、









たった3年で、
モンゴル水軍を作り上げた!!!











クビライの話で、
ここのところが最もおもしろく、











単に、
私が、
海の男が好きだという理由かもしれませんが❤









実は、
講義の中で、
出口社長は、
ここんところはさら〜っと流されているんですが、













どうしても書きたいので、
次回からちょっと脱線して、
クビライがどうやってモンゴル水軍を作り上げたかという話を、
書いてみたいと思います。












テーマは、










「襄樊(じょうはん)包囲作戦」












お楽しみに〜♪










Victoriaでした。


・・・

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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記






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