自治体事業仕分け 傍聴レポート 任意団体編
こんばんは。victoria007です。
さて、事業仕分けを傍聴に行って、消防団員いじめの現場を目撃し、怒り心頭に達したvictoria007ですが・・・
あまりに腹がたったため、席を立つことを忘れて、それに引き続いて行われた次の仕分け項目まで傍聴する羽目に・・・
(仕分け人 VS 消防団員の攻防についてはこちら自治体事業仕分け 傍聴レポート 消防編 - Victoriaの日記)
仕分け人の第一声 : そもそも、なぜ任意団体なのか?
仕分けに当たってまずやり玉にあげられていたのは、なぜ、この観光協会が任意団体のままなのか、ということ。
ウン、確かに、あやしい。
なぜ、任意団体なんですかねえ???
それで、その、団体の決算を見てみると・・・
総収入5,000万円のうち、ざっと3,000万円が補助金。
物販などの自力収入は、1,000万円ほどしかありません。
そして、そんだけ借金まみれのくせに、年度末の繰越金が300万円ある。
十分、あやしい。
緊張感をもって、経営されているとは思えない。
次に支出のほうを見てみましょう。
ウン?
人件費に占める補助金の割合、職員はなんと75%、パートに至っては100%が補助金でまかなわれております。
いや、これは、自治体丸抱えの団体だと言えますね。
観光協会は地元で開催される祭りなどのイベントに、多額の事業費を使っておりますが、その一覧表を見ると・・・
観客数が多いからといって事業費が多いわけではないようで・・・
仕分け人がそこんとこを問いただしたのですね。
「どういう基準で事業費を振り分けているのですか」
答は、
「これだけかかりますということを申請をしていただいて、その金額に基づいて出しております」
つまり、配賦基準はないと?
しかも、かかっただけ払う実際配賦だと?
そういうわけだな?
(victoria007。オチこぼれながら工業簿記やっといてよかったと心底思えた瞬間だった)
しかも、祭りに使ってる事業費はほぼ100%補助金だった・・・
これはいかんわ・・・
ほとんど、市直轄の事業だというのに、観光協会という任意団体を通じてお金が流れているので、お金の流れについて議会の承認もいらず、従って市民に公開されることはないわけだ。
百歩譲って不正なカネの動きはなかったとしても、もともとは市民の税金なのに、情報公開がされないという時点でまずいだろう・・・
victoria007の結論 : 観光協会のみなさんには悪いが、これは仕分けの結果不要といわれてもしょうがないだろうな
事業開始年度は昭和40年代だったので、始まったころはまた別の存在意義があったのでしょうが・・・
こういうぬえのような任意団体を洗い出していくところにこそ、事業仕分けの真骨頂があると見た。
今回は、仕分け人に拍手。
(だけど、消防をいじめたうらみは忘れていないから覚えておきなさいよ・・・)
victoria007でした。