本当に気持ちのいいセックス (8) 「イク」と「満たされる」の間にあるもの

こんにちは。Victoriaです。

ずっと「本当に気持ちのいいセックス」について書いてきて、
「イク」と「満たされる」は違うと思うっていうコメントをいただいて、
ホント、その通りよねって、思ったのね。

セックスの話って、みんな実はすっごく興味があると思うんだけど、
オープンに話をするって、結構難しいでしょ。

「恥ずかしい」っていうのもあると思うんだけど、
「結局、自分の経験に基づいてしゃべるしかない」
っていうのがネックだと思うの。

最後は、好みの問題でしょ?みたいなところに落ちついちゃうし、
「自分はこんなのがいい」
とかって暴露しちゃうことによって、自分がどういう経験したかをばらすことになっちゃうからね・・・

だけど、女友達とおしゃべりしていて、
「みんな、あんまりいい思いをしてないんじゃないか」
っていうのを、最近すごく思うのよ。

セックスレスカップルが多いっていうのは、統計なんかでも出てるけど、
事実として、すごく多いと思う。

それでも、まあ、いいや、かえってめんどくさくなくて・・・
みたいな感じでそのまま流されていって、
気がついたら、あら、もう、こんな年齢・・・みたいな。

でもね、それって、幸せなことではないと思う。

なので、たまたま本を読んだことをきっかけに、
改めて、本当に気持ちのいいセックスについて考えてみたんだけど、


ポイントは、
「イク」と「満たされる」は違う
っていう言葉に凝縮されているなって思ったのね。

極端な言い方をすれば、
「イク」っていうのは、単なる筋肉の収縮作用だという言い方もできるわけで・・・

だから、例えば、本当に好きな相手でなくても、ある程度のテクニックを持った人が、我慢強く、感じるスポットを刺激してくれれば、「イク」ことはできると思う。

てことは、別に相手がいなくても、一人エッチでも「イク」ことは可能。

だけどね・・・
「満たされる」っていうのは、違うと思う。

これは、好きな相手とひとつになることによって、
お互いのエネルギーが全身をかけめぐるようなもので、

たとえて言うならば、
相手の呼吸と自分の呼吸のリズムがひとつになって、
相手の血が自分の全身をめぐるような感覚。

そのためには、お互いがお互いの息づかいを聞きながら愛撫しあうっていうのが必要だと思うし、
それには、かなり長時間ひとつになっていなければならないから、
心から好きで、すべてをさらけだすことのできる相手とでないと、できないと思う。

だから、「満たされる」っていうのは、絶対に一人じゃムリ。

一人エッチで十分っていう人は、「イク」で止まっていて、「満たされる」っていうのが、いらない人なんだろうな。

私は女なので、男の人がセックスに何を求めるのかっていうのは、わからないし、
たぶん、男と女とでは、相当違うんじゃないかと思っているけど、
女の場合に限って言うと、
「カレの愛を感じたい」
っていうのが一番だと思うのね。

満たされた時っていうのは、終わった後に、すごく愛しい気持ちがわいてきて、ずーっと抱きしめていたいって思うものでしょ?

だけど、不思議なことに、その最中はたしかに燃えていたのに、終わってみると、何も残らないっていうのもあるのね。

そういう時は、「イク」ことはできても「満たされる」ことはなかったってことよね。

愛のかたちにもいろいろあって、
男女の間であっても、セックス抜きのステキな関係はいっぱいあるから、それはそれで大事にしたいけれども、
一種動物的な相性がぴったりで、ふたりのエネルギーを爆発させることができるようなセックスがあれば、
人生はさらに楽しいと思う。

だから、これからも、セックスのことは、大切に考えて、
そして、語っていきたいなと思います。

Victoriaでした。