校長の自殺と不登校

こんにちは。Victoriaです。

今日は、
どうも朝から調子が出ない。








体調が悪いとかそういうことではなく、
なんとなく力がわいてこない感じで、








食事制限しててタンパク質不足になるとこんな感じになるから、
この週末は焼き肉行け!ってことかもしれないんだけど、








その引き金となったのは、
こちら→http://www.iga-younet.co.jp/news1/2012/10/post-47.html
小学校の校長先生が自殺したという衝撃のニュース。







すぐにリンクが切れてしまうと思うので、
ちょっとここで引用させていただくと、

>>市立小学校の校長が自殺 名張市

2012年10月29日(伊賀タウン情報 YOUより抜粋)

 名張市教育委員会は10月29日、名張市内の市立小学校の男性校長(58)が自宅で、死亡しているのが見つかったことを公表した。名張署は自殺とみている。
 市教委によると、校長は22日に1か月間の入院治療から職場復帰したばかりで、28日午後に発見された。
 校長は2010年から同校に勤務。子どもをとても可愛がり、市陸上競技協会内の陸上教室で指導者としても活躍していた。職場復帰を前に市役所で上島和久教育長と面会した際には「一日も早く学校に行きたい」と話していたという。

 市教委は自殺の原因について調べたが、いじめ問題や職員間の目立ったトラブルは確認できなかった。児童には口頭で保護者には文書で事実を公表するという。<<








校長先生の自殺ということでは、
つい最近、こんなのもあった→http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/07/18/kiji/K20120718003704700.html



>>いじめ対応の校長自殺か…津市教育委員会は「因果関係不明」


 津市教育委員会は18日、市立明小学校の伊勢野賢二校長(54)が、自宅近くの雑木林で首をつった状態で死亡したと発表した。遺体は16日朝見つかり、自殺とみられる。校長は校内で起きたいじめ問題への対応に追われていたが、市教委は「遺書がなく、因果関係は分からない」としている。
 市教委によると4月中旬、保護者から「遠足の時に、子どもが仲間外れになりそうだ」などと相談が学校側にあり、いじめが発覚。校長は担任らと協議する一方、6月上旬に教委へ報告していた。市教委はカウンセラーなどを学校に派遣、校長は自ら家庭訪問も行った。

 市教委は「校長が対応について、悩んでいたとの報告を受けたことはない」とし、学校側が把握していたいじめはこの1件のみという。
 校長は今月15日午後、普段着のまま自宅を出て行方が分からなくなった。4月にこの学校の校長に就任したばかりだった。

 小学校は17日、校長の死を児童に説明し、保護者にも文書で伝えた。
 市教委の岡野俊担当理事は「(市教委の)支援態勢を検証し、県教委と連携して早急に学校運営を整えたい」と述べ、早急に関係者から聞き取りを行い、市内すべての公立小中学校の校長から意見を聴くとした。
( 2012年7月18日 スポニチより抜粋)<<






生徒の自殺があると、
「いじめとの関係はなかった」
というコメントが発表されるのが決まりみたいになってるけど、










校長先生の自殺でも、
そうなんだ〜、って改めて思い知らされて、











死を悼むよりも先に、
いじめとの因果関係に言及しなければならないというのが、
余計に悲しい気がするんだけど、










それで、
こういうニュースを聞いて、
どよ〜んとしているところに、
不登校のお子さんのことで悩んでいらっしゃるお母様からの相談があって、











学年でいえば、
中2なんだけど、
どうやら、小学校高学年から、
ずーっと学校には行っていないみたい、









ちょこちょことは行ってますってお母様は言い張るんだけど、











たぶん、
それは子どもをかばうために言っているだけで、











今日は行こうかな・・・と、
朝、早めに起きて朝食食べてみた、
お母さんも喜んでお弁当作ってみたよ、
だけど、
いざ、行こうとしたら、
いろいろあって、
結局、
家から外へは出られなかった・・・みたいなケースを、
カウントしてるだけなんじゃないか、
そんな気がして、











全然大丈夫じゃない状況にありながら、
大丈夫な証拠を一生懸命並べるお母さんの話に、
ただただうなずいて聞くしかなくて、
聞けば聞くほど深〜い淵が目の前に広がっていって、
何も言えない感じだったんだけど、









どう対応していいのか途方にくれてしまった原因は、











不登校になって2年になるのに、
誰かに相談した形跡もなく、
誰かが家に様子を見に来た形跡も特にない、











習い事をするわけでもなく、
学校以外に外の世界とのつながりもなかったので、
どうやら、一切外には出ていないらしく、










かといって、
家庭の中で問題行動があるわけではなく、
部屋にひきこもっているわけでもないので、
学校に行かない以外は何も変わった点は見受けられないからか、











家族全体が、
子どもが学校に行かないという状況に普通に慣れてしまっていて、
いつの間にか、
2年が経ってしまっていた、
そんな感じ、








だから、
お母さんも、
まだ切羽詰まった感じは全然なくて、









今回、
相談に来られたのも、
たまたま、
何かの集まりでこのお母さんといっしょになった人が、
「○○ちゃん、元気?」
てな感じでお子さんの近況を尋ねたら、
「いや、実は家にいるんですよ〜」
というからびっくりして、












とにかく誰かに話を聞いてもらいましょうと、
たまたま不登校の生徒もいる塾というので、
ムリヤリうちに連れて来たというのが本当で、










だから、
お母さんとしては、
話す心の準備ができていなかったのもあるかもしれない。













それで、
その人が、
なぜこのお母さんをムリヤリ連れて来たかって言うと、











その人の知り合いに、
二人のお子さんを相次いで亡くした方がいて、











たしか、
上のお子さんは原因不明の突然死で、
ある日、
起きたら亡くなっていたんだけど、










ショックで親が呆然としていた時、
今度は下のお子さんが自殺してしまって、











二人の子どもの子育てが、
そろそろそれも終わりにさしかかったところで、
いきなり二人ともいなくなってしまって、
お葬式に行ったら、
そのお母さんは、
体が半分くらいになって、
もう消えてしまいそうなぐらいだったって言うんだけど、












そのお母さんから受けた印象と、
全く同じ空気を、
このお母さん(今回相談に来た方)からも感じたから、
このままじゃいけない、
何とかしなきゃって思ったって言うのね。











二人が帰った後、
なんだか、ものすごい無力感に襲われたっていうか、












人間って、
生きてれば腹の立つことや悔しいことだらけで、
私は自分自身がどっちかっていうと怒りのエネルギーを生きるエネルギーに変換してるみたいなところがあるから、
つとめてそういう負のエネルギーを周りに発散しないように気をつけてるんだけど、











まったくそういうのがないというのは、
怒りの塊になってるよりもなお悪いということが、
今回よくわかった。










人間は、
生きてて何か不都合なことがあったら、
それに反応するべきで、









たとえそれが周りにケンカを売ることであっても、
あるいは、
悩んで涙を流すことであってもいい、
とにかく、
何かの形で反応するべきで、













たとえその結果、
まわりとぶつかって軋轢を生むことになっても構わない、
とにかく、
もがいてもがいて現状から抜け出ようと苦しむことが大切、









そうでないと、
だんだんとエネルギーレベルが落ちていく一方で、










子どもって、
問題を言語化する能力がないから、
黙って淡々と現状を受け止めてしまいがちだけど、








そんな子どもに代わって、
わあわあ騒いで、
ここに困ってる子どもがいますってアナウンスするのも、
親の役目なんだなって思って、








だって、
10歳の子どもが、
毎日何をするでもなく、
ただ家の中でじーっとしてるなんて、
やっぱり何かがおかしい、









とにかく、
家から外へ出ようよ・・・









Victoriaでした。