ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (76) 大空位時代

こんにちは。Victoriaです。

2012/12/02 京都大学百周年時計台記念館で開催された、
ライフネット生命保険の出口社長に歴史を学ぶ 13世紀の世界」講義録のまとめ、
今回は「大空位時代






やり手の皇帝フェデリーコ2世が死んで、
後を継いだ息子のコンラート4世がたった4年で急死、







その息子のコンラーディン(=コッラディーノ)は、
わずか2歳の赤ちゃんだったので、
フェデリーコ2世の愛人の子であるマンフレーディが実権を握ったところまで、
前回見たんだけれども→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (72) 神聖ローマ皇帝コンラート4世の死 - Victoriaの日記









今回は、
コッラディーノぼうやのその後のお話です。








2歳でシチリア王になったコッラディーノは、
14歳になった時、
戦争にでかける。









おじいちゃんのフェデリーコ2世だって、
最初はドイツ王にはなれなくて、
自分と同じくらいの年齢の時、
単身ドイツに乗り込んで、
実力で王位を勝ち取ったわけだから→ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part 5 (2) ローマ皇帝フェデリーコ2世 - Victoriaの日記









ボクだって、
やってやれないことないさ、
お父さんのコンラート4世のとむらい合戦をするんだ、イエーイ!












というわけで、
ドイツにいたおじさんに引き取られていたコッラディーノぼうやは、
勇んで南イタリアへと出かけて行った。








なぜ南イタリアかといえば、
皇帝派がたくさんいたから、









周り全部敵ばっかりじゃ、
こわいもんね・・・







・・・



1258年、
タリアコンツォの戦いで、
コッラディーノぼうやは幸運にも勝ってしまって、










彼の初戦だったんだけれども、
(ビギナーズラック?)








イエーイ!
オレってすごくね?









とか浮かれて、
戦利品を集めていたら、
敵につかまってしまって、










わずか16歳で、
ナポリで首を切られ、
死去。









斧で首を切られたらしく、
現在でも断頭台は保存され、
広場には教会が建てられた。











コッラディーノぼうやは、
当然、
子どもはいなかったから、
これにて、
100年続いたホーエンシュタウフェン朝は断絶、










この後、
1273年まで「大空位時代」と呼ばれる、
皇帝の弱い時期が続く。









空位といっても、
ドイツ王がいなかったわけではなく、










オレたちの中で、
一番できるヤツを王様にすると、
またイタリアに行ってしまって帰ってこないから、
いっそのこと、
弱いヤツを王様にしたほうがいいんじゃねーか???












との話し合いのもと、
操り人形的な位置づけで、
パッとしない王様が続いた後、
最後に選ばれたのが、










ルドルフ1世。









この方は、
当時、
スイスにちっちゃな領土を持つ、
弱小貴族で、









わりと、
権力に従順な家系だったので、










こいつなら、
変な気(=妙な出世欲)は起こさねーだろ?









との思惑で、
白羽の矢が立てられたのだが、











実は、
コイツはとんでもないタマで、










1273年、
ドイツ王に即位するやいなや、
大化け、










権力強化に乗り出す。











ヨーロッパは、
この後ずーっと(ある意味、現代まで)牛耳られていくのでありますが、










世界史を勉強してない人でも、
必ず聞いたことがあるという、
その名は、











ハプスブルグ家。











う〜ん、
すごすぎる・・・










弱さが買われて抜てきされたのが、
名門ハプスブルグ家の発祥だったとは・・・











ということで、
ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part6は、
きっとハプスブルグ家のお話になるのだろうと、
今から楽しみ・・・











Victoriaでした。



・・・


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ライフネット生命の出口社長に歴史を学ぶ Part5 まとめ - Victoriaの日記





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