恋愛は人を成長させる

こんにちは。Victoriaです。

今日、お友達が結婚式にお呼ばれしたって言っていて、
式次第があったので見せてもらったら、
すっごくオーソドックスな教会での式だった。


「結婚式は教会で挙げたいな〜」
っていう、女の子のあこがれなんかでは全然なく、


新婦が生まれた時からずっと通っている教会で、
新郎新婦二人とも熱心な信者で、
教会の活動で知り合ったらしく、
聖書の朗読やお祈り、賛美歌など、
とても厳粛に式は進んだそうで、


この二人なら、きっと世のため、人のために人生を捧げるであろうことを、
列席者の誰もが確信しただろうと友人は話してくれました。


この二人は、結婚前からそれぞれ教育や福祉の分野で、
困っている人を助けるために尽くしてきたわけだけど、
結婚してさらに世界が広がり、
独身の時にやってきた以上のことをきっとしていくんだろうな・・・
そんなことを考えていて、
人はなぜ恋愛するのか、という、
いつも考えているテーマに戻りました。



人はなぜ恋愛をするのでしょうか?




いつものVictoriaなら、



人は、気持ちのいいセックスをするために恋愛する



で話は終わるんだけど、
今日は、この新郎新婦のきわめて真面目な恋愛に触発され、
いつもとは違ったトーンで考えてみました。



<人は、成長するために、恋愛する>



とりあえず、この際、セックスはおいといて、


人が恋愛する理由のひとつに、


人が、心から大人になりたい、成長したいと願うのは、
恋がうまくいかない時である。



ということが、あるのではないかと常々思っていて、


仕事上、成長途上の中学生や高校生と日々接していて、
受験というものをくぐり抜け、
泣いたり、笑ったりしながら、
だんだん大人になっていく姿を見ていると、


人は、本当に好きなことに打ち込むことでしか、
成長できない。


ということを、
強く確信せざるを得ないんだけど、



それは、何をするか、ということにももちろんよるけれども、
同じことをしていても、そこから何を学びとるかということは、
それこそ、十人十色で、
例えば、サッカーが好きで、
中高6年間をサッカーに捧げた男子を何人も見ているけれども、
サッカーを通じて学んだことが、
ある男子の場合は、
おそらく一生の友達を得たことであったり、
また、別の男子の場合は、
ひとつのことを継続するという忍耐力であったり、
あるいは、
女子にモテるということだったりするわけで、
結局、それは、
彼らがサッカーをする中で、
これができないのが悔しい、とか、
先輩のこういうところがうらやましいな、とか、
心から、こうなりたい、と思ったことに、
気がついたら近づいていた、ということで、


私の場合は、
高校時代から、
かれこれ、30年くらい、
ずっと恋愛がきれたことはなく、
それは、カレがいない期間がなかったという意味だけではなくて、
恋愛相談とか、恋愛トークというものが、
日常的に切れたことがなかったということで、
なぜ、自分はこんなに恋愛の話になると真剣になるのか、ということを考えてみたら、
結局、
恋愛という分野でしか、自分は真剣になることができず、
今の自分があるのは、いわば、恋愛という授業で、
鍛えてもらって成長したからだという結論に達したのね。


だから、すべての人が成長するために恋愛すべきだ、という意味ではなくて、
私の場合はたまたま恋愛が得意分野で、
恋愛でうまくいかないことがあった時にはじめて「成長したい」と心から思えたというだけのことなんだけど、
恋愛も真剣に取り組めば、
人間的な成長の糧になるっていうのは、
断言していいと思う。


それでね・・・


恋愛で成長するための条件は何だろうって考えてみたんだけど、
それは、たぶん、


相手を信じて一歩踏み出す


ことから、始まるんじゃないかな。


恋愛が、仕事や勉強と違う点は、
相手があることで、
それが理由で、ほかのことは得意な人でも、
恋愛となると、奥手になっちゃう人が多いでしょ?


つまり、


努力次第で何とかなるもんではない


っていう点が、難しいところよね。


これは、もてる、もてないっていうのとは、関係ないと思っていて、

例えば、結構、子どものころからもてて、
バレンタインなんかは、いつも複数の女の子からアプローチされてるような男子で、
ちっとも恋愛で成長してないなっていうヤツがいるんだけど、
そういうヤツは、
女の子とつきあっていても、
結局自分本位で、
本音のところで、相手の女の子のことなんて真剣に考えてないのね。


そういう人って、
何人の女の子とつきあっても、
ちっとも成長していかないんだろうなって思う。


また、これはわりと女の子に多いんだけど、
結構、それなりに男子にコクられる機会は多くて、
ちょっとはつきあって見るんだけど、
何かすごく簡単なことですぐに引いてしまって、
どれも長続きしない。


そういう子は、
恋愛が長続きしない理由を、
必ず相手の男子のせいにする。


「考え方が違うから」
「趣味が合わないから」
「年齢が離れすぎてる」
「進路が違う」etc・・・


結局、自分という器を中心にしか考えることができず、
それにぴったり合わせてくれる人を探し続けているため、
いつまでたっても理想のカレは現れない。


だから、
「今まで、○○人のカレとつき合った」
なんてカウントはしているんだけど、
全然それで自分の何かが変わったっていうことがないのね。


一方、高校時代のカレをすごく大事にして、
何年も長く続いている子なんかを見ていると、
確実に成長してるのね。


それは、自分中心じゃなくて、
常に相手のことを考えるっていうか、
「私たち」を主語にして考える癖がついているからじゃないかと思っていて、
たとえば、すごく簡単な例で考えると、
今度の連休どうする?っていう時に、
相手がもしかしたら、何か計画してくれているかもしれないから、
まずは相手の予定を確認して、
それから、自分の予定を入れる、みたいなことで、
それは、決して、自分を殺して相手に合わせるという犠牲の精神ではなくて、
相手の好意を無にしないための思いやりだと思うの。


若い時って、やりたいことはいっぱいあるし、
興味の対象もくるくる変わるから、
それに全部合わせていくっていうのはとっても大変なんだけど、
つき合うっていうのは、別に相手のやりたいことに自分が100%譲歩していくっていうことを意味してるわけじゃなく、
「今日、こんなことがあったよ」
みたいな相手の話をとことん聞くことができればそれでいいと思っていて、
ただ、話を聞くためにはある程度時間というものが必要だから、
デートしたり、電話したりっていう時間の投資は必要で、
そういう時間のすれ違いを起こさないためには、
相手のスケジュールを把握して、
合わせられるところは合わせていくっていうのが最低限の必要条件で、
それができないカップルは結局別れちゃうのよね。


これって、簡単なことのようだけど、結構、人間としての成熟が必要で、
例えば、正味時間の問題じゃなく、
タイミングとして、ここは外せない、みたいな日ってあるじゃない?


例えば、何か大事な仕事が一段落した日だとか、
試験が終わった日なんか、
ほっとして一息つきたいじゃない?

そういう日に、
相手がわざわざ時間をさいて会いに来てくれたりすると、
すっごく助かると思うんだけど、
逆に、そういう日に限って、
「ゴメン、オレ、忙しい」
みたいに断られると、へこむよね。


やっぱり、相手の立場になって、
きっと今日なんか会いたがるだろうなあ、
だったら、オレも段取りして、休みをとれるようにしようかなあ、とか、
そういう思いやりの積み重ねが人を成長させるんだと思う。



恋愛で、何回かうまくいかないことがあると、



もう当分、恋愛はいらない



なんて気になってしまうものだけど、
やっぱり、休みの日なんかに、
いっしょに楽しくすごく相手がいるのと、いないのとでは、
人生の楽しさが何倍も違うと思うから、
本気で恋人がいらないって思っている人なんて、いないと思う。


私って、もてないから、とか、
恋愛って苦手、って考える人って、
現時点での、自分や、相手の、恋愛偏差値っていうのを気にしすぎているんじゃないかな?


女の子は、
相手の偏差値にこだわる人が多くて、


それはイケメン度であったり、
年収であったり、
学歴や職業だったりすると思うんだけど、


同じ職業でも、
それはたまたまそういう道に進んだだけで、
その人の本質を職業が全部表しているわけではないのだから、
深くつきあっていけば、新しい発見ってあると思うのね。


男の人は、
自分の偏差値を気にしすぎる人が多くて、
オレはまだ女を養えるだけの経済力ねーよ、とか、
男子校出身だから女心わかんねーよ、とかね。


男に養ってもらおうと思って恋愛する女子ばっかりじゃないし、
女心なんて一般的なものじゃなくて、
結局、個別具体的なものだから、
たくさんの女の人を知ってる男のほうがいいってもんでもないから、
女性経験の少なさなんて、
女は気にしてないのにね。




大事なことは、



相手を主語にしてちょっと考えてみる



っていうことで、
それができれば、
誰でも絶対に恋人を見つけることはできるし、
恋愛することによって成長できるって思う。



・・・ということで、本日の結論 :


相手を信じて恋に一歩ふみだし、
「キミはどうなの?」と、相手の気持ちを先に確認するクセがつけば、
成長しながら恋愛を続けることができる。




Victoriaでした。