伊賀泰代「採用基準」

こんにちは。Victoriaです。

さて、
つい先日、
とてもインパクトのある方法で登場なさったこの方の本を、
早速読んでみました。

採用基準

採用基準

伊賀泰代「採用基準」。







まず、
白一色で、
あまりにもシンプルなカバーが印象的。







真っ白にしたのは、
これが伊賀泰代さまの処女作という思いがこめられているのでしょうか・・・???







目次を開くと、
それがそのまま本書の要約になっていて、
カンの鋭い方なら、
もう本文を読む必要もない感じ。








もちろん、
私はすみずみまで読みました。









・・・


伊賀泰代さまが、
本書で強調なさっていることは、









・今の日本で求められているのは、グローバルな視点でリーダーシップを発揮できる人材。
・しかし、リーダーシップを育成するシステムが日本にはないし、リーダーシップの欠如が原因で停滞している多くの組織では、リーダーシップの重要性すら認識されていない。
・リーダーシップっていうと、失敗したときの責任をとらされるリスクを背負うというイメージがあるけど、実際は、自分の人生を自分の手で切り開くための重要なツールなんだから、若者はリーダーシップを身につけることのできる職場でもまれ、自分の人生をコントロールする力を持とうぜ!










もっと早く、
この本に出会っていれば・・・
そんな悔しい思いをする方も多いと思うんだけど、











たぶん、
伊賀泰代さまのやりたいことは、
本を出すだけではなく、
実際にリーダーシップ育成の仕組みを作り、
日本に根付かせることだと思うので、
きっとこれから、
研修や講演をなさるのはもちろんのこと、
企業と共同で、
さまざまなプロジェクトに関わっていかれることと思います。










すごく楽しみ〜♪










ただひとつ注文があるとすれば、
伊賀泰代さまがターゲットになさっているのは、
グローバルに活動している企業だと思うんですけど、









グローバルとはほど遠いと考えられている、
地方の役所で、
瀕死の状態に陥っているところがいっぱいるので、
そういうところにも、
ぜひ切り込んでいっていただきたいなということです。










そんな他人ごとみたいなこと言ってるひまあったら、
お前が行けよ!って話かもしれませんが、










例えば、
国レベルで事業仕分けがなされ、
大きな話題を呼んだことがきっかけで、









地方公共団体でも事業仕分けが行われ、
そこそこ成果をあげているというように、









中央ででかい成果をどどーん!とあげると、
地方も追随しやすいというのはありますし、








何よりも、
リーダーシップを発揮するということが、
ムダに目立つばかりの損な役回りでは決してなく、
すべての人がそれぞれの立場で少しずつイヤな思いをして、
みんながみんな、ガマンして現実に妥協するのが大人だ、というような、
沈滞したムードを一掃してくれる魔法の呪文だという発想の転換を、
ぜひ、
派手な花火を打ち上げることによって、
世間に知らしめていただきたい、
そう願っています。









企業は、
困ったら人材を外に求めるっていう手法もとれると思うんですけど、
役所はもう逃げ場がないわけで、
伊賀泰代さまが本書で紹介なさっているリーダーシップの、
たとえ100分の1でもその心を理解する人が増えれば、
かなり世の中、
変わるんじゃないか、
そう思います。










今後のご活躍、
陰ながら応援しております。









Victoriaでした。