フランスでは宿題が法律で禁止されていると聞いて思うこと

こんにちは。Victoriaです。

先日、







フランスでは、
学校で宿題出すのが法律で禁止されている!










という驚きの事実を知り→http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130124-00000001-pfamily-soci&1358985604






(以下、YAHOO!ニュースより抜粋)

 フランスで今、小学生の宿題をめぐる論争が盛り上がっている。その発端は、フランス最大の保護者団体が2012年3月に行った、2週間の「宿題ボイコット」。宿題は子供にとって苦痛なだけで効果が薄く、しかも移民の子は親に勉強を見てもらえないなど、家庭による教育格差をも拡大するというのがその主張だった。
 さらに同年10月、フランソワ・オランド大統領も、教育改革の一環として公立小学校での宿題廃止を提言した。じつはフランスの公立小学校では、記述を伴う宿題が法で禁じられているが、最近は学力向上をめざす教師が、独自の判断で宿題を出すことが増えていた。
 宿題が家庭学習の要とされる日本から見ると、こうした議論は奇妙に思える。だがその背景には、フランス革命以来の公教育に対する考え方があると、中央大学文学部の池田賢市教授は指摘する。
「フランスの公教育の大原則は、『公私の明確な区別』と『知育中心主義』です」と池田教授は言う。学校は公的領域、家庭は私的な領域であり、それぞれの場での教育は別のもの。その結果、学校の宿題が家庭の時間に侵入するのは、公による私の自由の侵害ということになる。また、知育は教師という専門家が行ってはじめて質を保証できるもので、家庭は家庭でしかできない徳育に集中するべきだ、とも考えられている。
 こう説明されると、宿題廃止論もそれなりに筋が通っている気がしてくる。とはいえ、高所得層や高学歴層を中心に反対の声も大きく、ある世論調査では回答者の68%が大統領の提案に反対だった。フランスを二分する宿題廃止論争、どんな結果に落ち着くのか。<<









この記事を教えてくださったyukiさまが→ゆるゆるバルセロナ生活
お子様をフレンチスクールに通わせていらっしゃるので、
いろいろおたずねしてみたところ、










ブログで、
興味深い事実をたくさん紹介してくださって感激。










yukiさま、
ありがとうございます。











校則がほとんどないとか、
お昼に何を食べても自由とか、
さすが、
自由を重んじる国、
こうやって、
こどものころから、
自主性をはぐくんでいくのね〜と納得、










だけど、
一番すごいなあ、と思ったのが、











時間割の半分がフランス語教育に注がれていること。











フランス人の知り合いから、
学校では詩の授業があって、
あと、
ディベートとかプレゼンとか、
本格的にやるんだって聞いたことがあったけど、










こうやって、
実際に、
時間割を見せていただくと、
ホント、
すごいなあ〜って思って、









フランス人は、
フランス語に誇りを持っているっていうのが根底にあると思うけど、










たぶん、
言葉がすべての基本で、
言葉さえしっかりしていれば、
あとは、
それぞれの興味や必要性に応じて、
それぞれの分野で伸ばしていけばいいっていう、
そういう考え方なんじゃないだろうか。








さらに、

















を必修にしてるところも、
すごいなと思って、










英語は、
世界共通語になってしまったために、
逆に実践的であることが第一に求められていて、










日常会話→ビジネス用語









というルートをたどる気がするんだけど、








フランス語学習で、
詩をすごく重視しているということは、








感情表現のツールとしての言語、









という位置づけがされていて、
ただ、
文法的に正しくて用が足せればいい、というのではなく、











言葉は美しくなければならない。










そういう哲学があるんだろうなあ・・・











・・・


何を教えるか、とか、
どういう順番に教えるか、って、
すごく国の本音が出てる部分じゃないかなと思うんだけど、










宿題禁止にしてまで、
自由を尊重するのは極端かもしれないけど、









子どもが、
自由にのびのびできるゆとりが保証されているのは、
正直、うらやましい。










ゆとり教育が終わって、
もとの詰め込みに戻ったわけではないんだけど、










なんていうのかな?










ワークとかドリルこなすのが勉強、みたいな空気は、

ここ2〜3年、
ひしひしと感じていて、










こういう「こなす」系の勉強って、
やってる人と、
やらない人の違いが、
一目瞭然だから、










すごく早いうちに(つまり小学生のころに)、
やる子とやらない子の選別がされてしまって、









やらない子の方に入ってしまうと、
はやばやと、










ボク、暗記科目は苦手だから・・・











なんて宣言するヤツがいっぱい出てきて、











もちろん、
コツコツ型の勉強を否定するわけじゃないんだけど、










いろんな資料を集めてくる能力だとか、
ぶっつけ本番でそれらしくしゃべる能力だとか、










ペーパーテストだけでは計れない能力を、
学校という公の場で、
堂々と披露できる機会があると、
もうちょっと、
学校も楽しいだろうになあ〜と最近思うことが多く、









つまり、
日本は、
科目的にはものすごくバラエティに富んでいるんだけど、
教え方と、
成果のはかり方が、
驚くほど画一的で、









だって、
体育の成績も、
ペーパーテストの点加味されるくらいだから、









そこが、
いろんな子どもの個性を、
伸ばすことはおろか、
発見することすら、
失敗している感がする元凶かなと思うことが多いので、








フランスの教育制度が、
ちょっとうらやましかったりする・・・










いやほんと、
ゆとり教育終わってから、
先生たちの出すプリントの量がハンパじゃないのよ・・・











生徒のことを思って作ってるプリントではあるんだけど、
おかげで、






勉強=(   )の穴埋め






みたいになってて、
ちょっと・・・









Victoriaでした。